一転…北欧2カ国のNATO加盟を“容認” トルコが手に入れた”望んでいたもの”とは(2022年6月29日)

一転…北欧2カ国のNATO加盟を“容認” トルコが手に入れた”望んでいたもの”とは(2022年6月29日)

一転…北欧2カ国のNATO加盟を“容認” トルコが手に入れた”望んでいたもの”とは(2022年6月29日)

 ショッピングモールにロシア軍のミサイルが着弾した瞬間とされる映像が公開されました。

 ロシアによるショッピングモール、ミサイル攻撃の死者は20人に達しました。

 そのミサイル着弾の瞬間とされる映像をゼレンスキー大統領が公開しました。

 画面右上からミサイルが飛んできているのがはっきりと映っています。

 ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「ロシアは平和な町の普通のショッピングモールで、できるだけ多くの人を殺すことを狙った」

 さらに2発目のミサイルが隣接する工場敷地内に着弾しました。

 付近の公園では、爆風で木々が揺れ、大量の破片が降り注ぎました。

 居合わせた人は逃げまどい、木の陰に隠れ、あるいは転倒し、池の中に飛び込みました。

 店内にいた人:「携帯電話を直しに行ったんです。中に入ってコーヒーを買って数メートル歩いたところで、赤とオレンジの閃光(せんこう)がありました」「外に出て周りを見たら、すべてが炎に包まれていて爆風で車の下に飛ばされました。破片で足を負傷して耳も聞こえなくなりました」

 なぜロシアは買い物客が集まるショッピングモールを狙ったのか。

 ラブロフ外相は西側が持ち込んだ武器の倉庫を攻撃した結果、西側の弾薬が誘爆したと言い張りました。

 ロシア、ラブロフ外相:「ロシアの国防省がはっきり分かりやすく何が起きたか説明しました。ミサイル攻撃の標的は西側アメリカの兵器があった武器庫でした。武器庫を攻撃した結果、隣にあった“無人”のショッピングモールが燃えました」

 どれだけ民間人の死傷者を出そうとも認めようとしないロシア。

 その脅威が招くのが、NATO=北大西洋条約機構の拡大です。

 一つ動きがありました。

 NATO、ストルテンベルグ事務総長:「ごきげんよう」

 フィンランドとスウェーデンの加盟に難色を示してきたトルコのエルドアン大統領。

 フィンランドのニーニスト大統領、スウェーデンのアンデション首相との会談の結果、一転、加盟を容認したのです。

 NATO、ストルテンベルグ事務総長:「私たちがともに前進した結果、トルコはフィンランドとスウェーデンのNATO加盟を支持することに同意しました」

 AFP通信によると、トルコ大統領府は「トルコは望んでいたものを手に入れた」とする声明を発表しました。

 その望んでいたものとは、トルコや欧米がテロ組織と見なすPKK=クルド労働者党について2カ国が活動を防止すること、テロ容疑者の引き渡しについて法的な枠組みを作ることなどです。

 フィンランドとスウェーデンが加盟すればNATOがバルト海を囲むことになり、さらにNATOとロシアの境界線は大幅に増えます。

 NATO、ストルテンベルグ事務総長:「プーチン大統領はより多くの国境でNATOと接することになります。彼が手に入れたものは望んでいたものと正反対のものです」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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