ゴンドラ地上20mで宙づり…清掃作業員“熱中症”疑いで搬送 “特有の暑さ”の危険性(2022年6月29日)

ゴンドラ地上20mで宙づり…清掃作業員“熱中症”疑いで搬送 “特有の暑さ”の危険性(2022年6月29日)

ゴンドラ地上20mで宙づり…清掃作業員“熱中症”疑いで搬送 “特有の暑さ”の危険性(2022年6月29日)

 28日、東京・丸の内の高層ビルで窓の清掃をする4人の清掃作業員が乗ったゴンドラが一時、宙づりとなり、1人が熱中症の疑いで搬送されました。

■ゴンドラでの作業“特有の暑さ”

 午前11時半すぎ、丸の内のビルで停止したのは、4人の清掃作業員を乗せたゴンドラです。

 高さ地上20メートルで止まったゴンドラ。落下はしませんでしたが、問題は気温でした。

 この日、都心の午前中の最高気温は33.9度。停止から、およそ1時間後に、全員が救助されましたが、うち1人が熱中症の疑いで病院に搬送されました。

 ゴンドラを製造している会社に、考えられる故障の原因を聞いてみました。

 ゴンドラを製造している会社(※停止したゴンドラとは別の会社):「ゴンドラには安全装置が多く付いている。安全装置は落下防止のために、ゴンドラを緊急停止させるので、それが誤作動した可能性がある」

 ビルなど、高所で窓の清掃を行う業者に取材してみると、ゴンドラでの作業“特有の暑さ”の危険性があることが分かりました。

 アゼルジャパン・川崎伸之代表取締役(※今回の清掃業者ではありません):「ガラスに太陽光が反射しますので、ガラス面が反射することで受ける熱量というのはある。特にガラスの種類により、熱線反射ガラスという太陽光の熱線を反射するガラスもあり。その場合、特に熱くなる」

 「熱線反射ガラス」とは、表面にコーティングされた特殊な金属膜が太陽光を反射するガラス。室内を涼しく保てる一方で、外には熱を反射します。

 窓の清掃をする際は、その反射熱をまともに受ける可能性があるというのです。

 特に、熱中症に注意が必要なこの時期。清掃業者は、様々な対策を行っているといいます。

 エコル・小山純一さん(※今回の清掃業者ではありません):「朝早い時間から夕方涼しくなった時間に、作業すればいいとアドバイス。(ビルの)南面からやるところを(日が当たっていない)北面からやったり、夕方になったら(日の当たらない)南面やるという工夫。そういう形で、なるべく日陰をせめる」

(「グッド!モーニング」2022年6月29日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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