【独自】“電動キックボード”詐欺相次ぐ・・・通販サイトで購入も「届かない」(2022年1月21日)
人気の電動キックボードを通販サイトで購入したものの、商品が届かないというトラブルが相次いでいます。実態を取材すると、購入者をだます悪質な手口が見えてきました。
■「届かない」トラブル続出
ツイッターから:「電動キックボード、まだ届かないな」「実際、うちの従兄弟も詐欺にあってたよね。電動キックボードが安かったからって。会社の所在地みたら、青森の空き地やった」
利用者が急増し、シェアサービスも広がっている電動キックボード。スタイリッシュで移動に便利だと、若者を中心に人気を集めています。
その電動キックボードを巡り、相次いでいる詐欺。番組では、その被害者に話を聞くことができました。
詐欺被害に遭った40代男性:「もう、ひたすらむかつくしかないです。うまいことやるんだなと思っちゃいました」
インターネット通販で電動キックボードを購入したという男性です。
40代男性:「3営業日以内にお送りしますみたいな連絡が来たから、待ってたんですよね。届かなかったんで、連絡しても連絡取れないし」
男性はSNSの広告に出てきたサイトから、およそ5万円の電動キックボードを2万円で購入。コンビニで代金を払い込みました。
ところが、商品が届かず、不審に思い、当時のメールのやり取りにあったURLを検索すると、すでにサイトは削除されていました。
40代男性:「普通にこういうセールもあるんだなと思って、買っちゃおうかなって。犯人が、これでウハウハしているのが、ムカつくなという感じです」
さらに、このような通販サイトでの詐欺で被害に遭っているのは、商品を購入した消費者だけではありませんでした。
■“関係ない店”に苦情殺到
この通販サイトでは、流行りの電動キックボードが、定価の95%引きの8980円で販売されています。
破格の値段で思わず手が出そうになりますが、調べてみると、この住所にサイトの会社はありません。
それだけでなく、よく似た住所の場所には、実在する自転車店があります。そのため、全く関係のない店に問い合わせが殺到する事態となっているのです。
京の洛スク・石川泉取締役:「メールとか電話で問い合わせがありまして、商品が届きませんとか、何の連絡もありませんとか」
問い合わせは去年11月ごろから増え始め、一日10件を超えているといいます。
京の洛スク・石川泉取締役:「非常に憤りを感じますよね。お客様もお困りだし、うちも業務に差し支えがある。うちが悪いことをしてるわけじゃないのに、申し訳ない気持ちになりますが、一切関係ないですので」
■「振込先口座の名前」に注意
番組でもこのサイトの問い合わせ先に、メールで取材を申し込みましたが、21日までに返信はありませんでした。
私たちは、どのような点を気を付ければ良いのでしょうか?
樋口国際法律事務所・樋口一磨弁護士:「支払い方法ですね。詐欺のサイトは振り込みだけということが結構ある。すぐに逃げられるように。振込先の口座の名前が個人だったり、会社とは関係ない名前だったりだとか。そういう時は注意」
さらに会社の名前を検索して、他にサイトがないか確認したり、記載の住所の写真をネットの地図で確認したりすることも、有効だということです。
(「グッド!モーニング」2022年1月21日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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