炎天下では“40度超” 墓参りで熱中症注意…「猛暑の登山」父娘で再挑戦 山頂は一変【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年6月28日)

炎天下では“40度超” 墓参りで熱中症注意…「猛暑の登山」父娘で再挑戦 山頂は一変【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年6月28日)

炎天下では“40度超” 墓参りで熱中症注意…「猛暑の登山」父娘で再挑戦 山頂は一変【羽鳥慎一 モーニングショー】(2022年6月28日)

 東京都心は27日も最高気温35度を超え、6月としては史上初めて3日連続で35度以上の猛暑日となりました。群馬県伊勢崎市にあるオートレース場では、横殴りの雨が降るなど、各地で天気が急変しています。

■史上初 6月なのに…3日連続“猛暑日”

 観測史上、初めて6月に3日連続で猛暑日となった27日。全国69地点で35度以上の猛暑日になりました。

 この炎天下で、汗だくになりながら、都内を疾走していたのは、“食の配達人”フードデリバリ―です。

 フードデリバリー歴3年・TOMONORIさん(43):「妊婦さんとかに届けると、ちょっとうれしかったりしますよね。『暑い中ありがとうございます』と言われると。すごいうれしいですよね」

 猛暑で外に出ることが難しいという人ために、配達員は朝から休みなく、料理を運び続けます。

■記録的暑さ一転…ゲリラ豪雨にひょうも

 記録的な暑さだけではなく、27日は各地で天気が急変しました。

 爆発音のように鳴り響く雷鳴。群馬県伊勢崎市の駐車場では、袋のようなものが飛ばされるなど、まるで台風のような嵐になりました。

 また、同じ伊勢崎市内のオートレース場は、激しい雨や強風の影響で、大荒れの海のようになっていたのです。

 さらに、福島県いわき市では、屋根の上に激しく打ち付ける「ひょう」。栃木県さくら市でも…。 

 撮影した人:「パラパラという音が大きくなりまして。小さいひょうから大きいひょうに変わった。一番大きい時で、ピンポン球、一回り小さいくらいの大きさでした。車が傷付くんじゃないかって、皆で心配してました」

 27日、東北や関東北部では、活発な雨雲が発達。一時、土砂災害警戒情報や避難指示が出されるほどの激しい雨となったのです。

■炎天下は“40度超”…墓参りで熱中症注意

 梅雨明けが発表されるなか、夏のお盆に向けて、より熱中症に警戒しないといけない場所があります。それは、「墓地」です。

 東京・府中市にある多磨霊園。霊園内は、木々も多く日陰となっている場所も多いですが、墓が集まるエリアは、日陰が少なく炎天下になっています。

 26日午前11時40分、気象庁の観測では、府中市の気温は35.1度、同じ時間に霊園内で気温を測ってみました。

 手元の温度計は40度を示しています。厳しい暑さです。気象庁の観測所よりも5度以上高くなっていました。その原因をサーモカメラで探ってみました。

 真っ赤な墓石がずらりと並んでます。炎天下で熱せられた墓石。日差しに照らされてる墓石と、日陰にある墓石の温度を比べると、日差しに照らされている墓石は、40度前後に達しているのに、日陰の墓は30度前後とその差がはっきりと出ていました。

 お墓参りに来た夫婦:「多分、暑いんだろうなと想定して、服装なり、飲み物なりを準備して、こちらのほうに来ました」「(Q.お墓に来て、照り返しみたいな暑さは?)そうですね。暑いですね」

 墓石の前はさらに暑く感じられる状態に…。墓石に水を掛けると、その瞬間、墓石は青色に反応しましたが、すぐに赤色に戻ってしまいました。

 多磨霊園では、日傘を無料で貸し出すなど熱中症への対策を取っていて、今後は霊園内にミストシャワーを設置する予定だといいます。

 多磨霊園 管理事務所・山口浩平所長:「墓所を探してて、迷子になっている間に、熱中症にかかられた。1人でお墓参りに来るとですね、どうしても熱中症とかにかかった時に、見てあげられる人がいないので。できれば、複数で来られるとかして頂けると」

■猛暑の登山 途中断念も…父娘で再挑戦

 地上付近で体温を超える暑さとなっているなか、この週末に多くの人でにぎわっていたのは、関東百名山の一つ、神奈川県の大山です。

 登山する子どもたち:「(Q.暑くない?)暑い、暑い、暑い、暑い」「(Q.水飲んだりしてる?)してる、してる、してる。飲んでて、なくなっちゃいそう。熱中症になっちゃうよー」

 標高1250メートルのこの山は、都心からも1時間半で行けると、初心者にも人気の登山スポットです。

 25日の午前11時ごろ、麓の大山ケーブルカー駅で気温を測ってみると、手元の温度計は37度を超えていました。

 60代夫婦の登山客:「(Q.登山のご経験は?)最近、10年、20年ないですね。これから少しだけ、登っていこうと思います」「帰り、足がガクガクすると思うんで、ここにいるから行ってきて」「ここで申し訳ないんですけど、中途半端で申し訳ございません」

 猛暑での過酷な登山に、途中で断念する人もいました。

 そんななか、先月のゴールデンウィークに山頂までたどり着けなかったという、7歳の女の子とお父さんが再チャレンジしていました。

 父:「良きところで、休憩しよう。休憩しない?」
 娘:「座るところがないもん」
 父:「休憩する?飲む?」
 娘:「ううん」
 父:「大丈夫?ここで、いったん休憩しよう」
 娘:「何で?まだだよ」

 何度も休憩しようと呼び掛ける父。しかし、止まることのない娘。山の途中には、強い日差しが照り付ける所もあり、お父さんの背中は、みるみるうちに汗だくになりました。登り始めて2時間…。

 父:「着きました。やったね!」
 娘:「行けたー!」「(Q.どう?)疲れた…」

 諦めない娘の強い意志もあり、無事に山頂へ到着することができました。しかし、山頂は、これまでの暑さが一変。山頂で気温を測ってみると、手元の温度計は27度。麓よりも10度近く気温が低かったのです。

 予想外の気温の変化が影響しているのか、下山中に座り込んでいる登山客の姿も多く見られました。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2022年6月28日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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