コメ農家「この暑さで稲も夏バテ」関東甲信は過去最も早い“梅雨明け”(2022年6月27日)

コメ農家「この暑さで稲も夏バテ」関東甲信は過去最も早い“梅雨明け”(2022年6月27日)

コメ農家「この暑さで稲も夏バテ」関東甲信は過去最も早い“梅雨明け”(2022年6月27日)

気象庁は27日、「関東甲信、東海、九州南部が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。どの地域も、統計開始以来、最も短い梅雨となりました。

関東甲信については、最も早い梅雨明けで、暑さに拍車がかかりました。東京都心では、6月として観測史上初となる3日連続の猛暑日を観測しました。一番暑かったのは、栃木県佐野市。観測史上最高となる39.8度まで上がりました。

埼玉県熊谷市では、37.8度を観測。地元の病院には、熱中症の患者が、次々と運び込まれました。
埼玉慈恵病院・藤永剛副院長:「いらっしゃる患者のパターンが全然違う。もう真夏の熱中症の患者。特に高齢者の方、暑さ、蒸し暑さに弱いから、その時、室内で熱中症になってしまって運ばれてくるというのが、7月下旬、8月上旬くらいに出てくるパターンだが、それがまだ6月の時点で出た。そういう患者が1人じゃない。複数運ばれているので、正直言って驚いている」

前橋市内の日本語学校。生徒の中に11人のウクライナ人がいます。戦火を逃れて、日本へやってきた避難民です。ベルドホールド・アンナさん(20)もその一人です。
ベルドホールド・アンナさん:「ウクライナに平和が欲しいです。戦争は欲しくない」
七夕の短冊に込められた願いは『平和』。ベルドホールドさんは、母国で、日本語を学んでいたため、日本を避難先に選びました。

ウクライナに比べ、日本の暑さは、相当こたえます。ベルドホールドさんとマリシュ・オルハさん(19)、ヤツニヤク・アンナさん(20)は、ルームシェア仲間です。3人は、同じリビウ出身。学校へは、全員、自転車で30分かけて通っています。それぞれの部屋には、エアコンがありますが、使うのは順番制にしているといいます。
リシュ・オルハさん:「電気代が高いので、できる限りエアコンは使わない。 暑くても、なるべく使わないようにしている。(Q.使用すると少し罪悪感が)たまにそう感じる。暑くてもエアコンは使えない」

ウクライナの夏は、一番暑くても27度程度だといいます。
マリシュ・オルハさん:「(Q.暑さは予想以上)はい、ここまで日差しが強くないので)

千葉市で、東京ドーム4個分、約90枚の田んぼを持つ平川洋平さん(72)。過去最短の梅雨と異例の暑さは、コメの生育に大きなダメージを与える可能性があります。
コメ農家・平川洋平さん:「穂が出たあと、この暑さだと実に栄養がいかなくて、稲も夏バテしちゃう。出荷できない白い米がいっぱい入っちゃう。(梅雨が)今年は早く上がったので、ちょっと心配はしている。(売り上げ)何百万も違う。おそらく3割くらい違う。(今で)生産費よりちょっといいか、いかないかギリギリの所なので、それより下がるとお手上げ」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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