「W杯でどうやったら勝てるかを4年間ずっと考えてきた」吉田麻也(2022年12月1日)

「W杯でどうやったら勝てるかを4年間ずっと考えてきた」吉田麻也(2022年12月1日)

「W杯でどうやったら勝てるかを4年間ずっと考えてきた」吉田麻也(2022年12月1日)

FIFAワールドカップカタール2022。決勝トーナメント進出のかかったスペイン戦に向けて、吉田麻也選手が30日の会見で意気込みを語りました。

Q:ここまでの戦いを振り返って
吉田:すごくいいスタートを切りましたし、士気も上がっている中で、勝ち点をこぼしてしまったという2試合目があって、やっぱりワールドカップという改めて非常に難しいトーナメントだなと思います。
緊張感もいつものそれとはまったく違うものですし、独特のこの雰囲気の中で、どうやって勝っていくかを毎日考えていますけど、それでもみんなが日本のために戦うという強い思いで毎日練習に励んでいますし、雰囲気はすごくいいので、もちろん楽なグループで無いのは分かっていたので、簡単にはいかないとは思っていましたが、こっからもう一試合スペインに向けていい準備をして、グループリーグ突破を決めたいなと思います。

Q:称賛と批判、日本代表に注目が集まっている状況について
吉田:ここ最近はなかなか地上波でサッカーを見ることができなくて、サッカーがこう身近なものになる機会っていうのが少なかったと思うんですけど、こうやってこのワールドカップという大会を決めて、ここで戦うにあたって、やっぱりいろんな層のサッカーファンに楽しんでもらいたいですし、注目してもらいたいですし、それは間違いなく未来のこの日本のサッカーの発展につながると思っているので、注目されることに関しては非常に嬉しいですし、楽しいなと思います。

Q:次のスペイン戦は日本サッカー界にとっても重要な一戦だと思うがどうか
吉田:おっしゃる通りだと思いますね。ここで予選を突破できるかどうかというのはものすごく日本のサッカーにとって大きなことですし、将来を左右することにもなりかねないので。
ただ、1試合目が終わった後にも同じことを言いましたけどまだ何も成し遂げてないし、2試合目負けて終わったからといって何も失ったわけではないので、引き続き予選のグループリーグは続いていくわけで、もともとこの3試合で突破を決めないといけないという状態だったので、やるべきことも何かこう気持ちの面も変わることはないので、プラン通り引き続きやるべきかなと思います。

Q:対スペインの勝機をどこに見出すか
吉田:いかにいいディフェンスをするかだと思いますね。ボールを保持されることは間違いないと思いますし、その中でいい守備からいい攻撃に転じることができるかどうかと、可能であれば特に後半スペースがあいてきた中で自分たちがボールを持つ時間も長くしなければいけないなと。
ドイツとの試合もまさにそうで、後半自分たちが持つ時間を長くすることによって、あのペースをつかむこともできたし、得点のチャンスをうかがうこともできたし、同時に相手が前がかりになったところでカウンターを仕掛けることもできたので、そういうところを徹底してやっていかなきゃなと思います。

Q:ディフェンスが大事な試合というプレッシャーは力になるか
吉田:いや別に今回に限らず毎試合のしかかってます。それはポジションだけじゃなくて、自分の役割もそうだし、さっき言ったようにA代表っていうのはやっぱり日本のサッカーの未来を左右する立場にあるので、毎試合大きなプレッシャーがのしかかっているのは間違いないですけど、もちろんこの試合も同じようにのしかかってはきていますが、ワールドカップでどうやったら勝てるか、どうやって戦わなきゃいけないかを日ごろからこの四年間ずっと考えてやってきたのでやるべきことは変わらないですね。

Q:チーム内のコミュニケーションが活発な方だと思うか
吉田:すごく活発ですし、あとはコーチングスタッフの柔軟性っていうのもなかなかヨーロッパではここまでの柔軟性はみられないなと思いますし、それは日本人の良さでもあって。大事なのは中でコミュニケーションを取る前にしっかりと事前の準備をしておくことが大事で、っていうのは大きな大会になればなるほどプレッシャーや緊張から何かを変えるっていうことはすごく難しくなるので、そこのところをやっぱり事前にしっかり話し合って、そのオプションを一でも二でも多く持っておくことが大事だと思うので。
そこのところはこのスペイン戦に向けてもやってますし、もちろんドイツ戦、コスタリカ戦に向けてもやってたことなんですけど、そこに関してはやれるんじゃないかなと思います。

Q:タイトなスケジュールでスペイン戦の対策をしなければならないが、仕上がり具合は吉田選手から見てどうか
吉田:ベースの部分はもちろん、この大会が始まるまでのところに作っているので、あとはそこのプラスアルファのところをどう加えていくか、それが相手がドイツなのかコスタリカなのかスペインなのかによって変わってくると思うんですけど、なので、ある程度のベースから、微調整をするっていう考え方ですね。なにか大きくいきなり今までやったことと全く真逆のことをやろうっていうことはまずないと思います。

Q:サポーターについて
吉田:1試合目特に後半、現地のサポーター日本人だけじゃなくてスタジアムにいるローカルなファンの皆さんも、すごく日本を盛り上げてくれたおかげでやっぱ最後大きなことを成し遂げることができたなと。
盛り上がっていく中で僕たちも、日本とカタールという物理的な距離はありますけども、やっぱりいろんなものを見聞きするし、その中で日本が盛り上がってくれていることは本当に心から嬉しいですし、やっぱりその応援をパワーに変えて戦いたいなと思ってます。
なので今回日本からは朝早い試合になりますけども、僕はずっと大会が始まる前から、対戦相手はすごく強いので、選手だけじゃなくてスタッフも、ファンも、日本の皆さん一丸となって戦いたいと思ってたので、引き続きみんなでスペインに勝って、グループリーグ突破を決めれたらいいなと思います。

Q:サポーターも含めチームジャパンとして一緒に戦っている感じはあるか
吉田:自分たちが勝って、それ以外のプラスアルファのところで国際的な評価を高めるというのは、こういう国際試合、国際大会ならではのことだと思いますし、そこで日本の文化だったり、考え方っていうのが評価されるっていうのは非常に嬉しいです。
なので、終わった後にゴミ拾いをしてくださるサポーターの皆さんが気持ちよくやってもらえるようにするためには、やっぱり僕たちが勝たないといけないと思うので。
一緒に戦う、そしてやっぱり僕たちはその一番は、ファン、サポーターの皆さんが喜んでもらえる、楽しんでもらえるっていうのが大事だと思うので、そのためにやっぱり結果を出さなきゃといけないなと思います。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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