未来駅“うめきた”に世界初の最先端『ホームドア』案内を表示…車両に合わせて動く(2022年6月27日)
来年春に開業予定の「うめきた(大阪)地下駅」。まだ仮の名前ですが、開業後は今は大阪駅に止まらない特急「はるか(関空方面)」や特急「くろしお(和歌山方面)」などが停車予定です。JR西日本によりますと世界初の技術を採用した最先端の駅になるということです。一体どのようなものなのでしょうか。
ホームからの転落や列車との接触を防ぐために鉄道各社が導入を進めてきたホームドア。多くの駅で導入が進み、すっかり見慣れたものになりましたが、6月27日に公開されたのは最先端の『フルスクリーンホームドア』と呼ばれるもの。開発中のうめきた新駅に導入される予定です。
フルスクリーンホームドアは、各車両のドアの位置に合わせて開くもので、安全でスムーズな乗り降りが可能になります。ディスプレイには、開閉時の注意喚起だけでなく、乗車位置や電車の案内も表示されるので、目的の電車に迷わず乗車できます。JR西日本によりますとフルスクリーンホームドアは世界初だということです。
JR大阪駅の北側・通称「うめきた」の地下に建設中の新駅。完成すれば大阪駅と改札内の通路で結ばれ、あわせて大阪駅として運用されます。駅構内のサービスはデジタルを駆使した最先端のものを目指しているのです。
ほかにもスマホで目的地を登録すると自分のためだけの案内が案内板に表示されるシステムも。新駅の中でも迷うことなくスムーズに移動できそうです。
(JR西日本・イノベーション本部 小森一担当課長)
「ここにしかないものですので、未来の駅としてすごいものがついているなとか、これは便利だなとか、わかりやすいねとか、そういうお声をいただければ開発した甲斐があるなと」
これらのシステムが導入される「うめきた新駅」の開業は来年春の予定です。
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