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ロシア制裁かそれとも国内経済か エネルギー危機への対応に揺れるドイツ|TBS NEWS DIG
シリーズ「現場から、」です。ドイツで開かれているG7の焦点の1つは、ロシアによるウクライナ侵攻で世界が直面する「エネルギー危機」への対応です。制裁をかける欧米諸国の状況も深刻です。
ドイツ北部。ロシアへの制裁を象徴する現場がそこにありました。
記者
「ここはバルト海に近いルプミンという長閑な場所ですが、ここに新しい施設ができています。これがロシアから天然ガスを輸入するはずだったガスパイプライン、ノルドストリーム2です」
国際社会によるロシア制裁に足並みをそろえるため、ドイツは、エネルギー政策の柱ノルドストリーム2の稼働を断念しました。
脱原発・脱石炭を掲げるドイツは、天然ガスの55%をロシアに依存し、その依存度をさらに高めようとしていました。そのドイツが議長国を務めるG7サミットにあわせるかのようにロシアの揺さぶりが始まりました。
記者
「ノルドストリーム2のすぐそばにあるあちらの施設が現在も天然ガスを輸入しているノルドストリームです。ロシアは今月に入ってこのパイプラインに流れる天然ガスの供給量を大幅に減らしてきました」
ロシア以外からのエネルギー調達を急ぐドイツですが、簡単ではありません。
影響は深刻で、ベルリン市内のビール会社はガス会社から来年の請求の見通しを通知され、驚いたといいます。
ビール会社 レムケベルリン広報
「ガス代が来年から10倍になると、通知を受けました」
ロシアのウクライナ侵攻に伴う食糧危機で、麦芽などの原料も高騰する中、ガス代が10倍になれば、ビジネスを続けられるかわからないと話します。
ビール会社 レムケベルリン広報
「とにかく戦争が終わることを望んでいます。そして、それによって物価や社会の状況が安定することを望みます。それが一番大切なことです」
ドイツ産業の中心、自動車業界は、サプライチェーンの混乱などの影響で今年の販売予測を引き下げたばかりですが、今後、エネルギー価格の高騰がさらに追い打ちをかけるとみています。
ドイツ自動車工業会 広報担当ジモン・シュッツ氏
「短期的な節約は限界に来ています。生産を制限しなくてはいけない状況になってきています」
冬場には、暖房のため多くのガスや電気を消費するドイツ国民。制裁をめぐる意見は割れています。
市民
「他の国からエネルギーを輸入して、高くついたとしても仕方ありません。プーチンに対抗するために行動すべきです」
「とにかくこの冬は…節約してプーチンと戦いますよ」
「制裁は無駄です。ドイツの経済は破綻します。私は制裁に反対です」
「もっと早くロシアへの依存から抜け出すべきでした。政治状況に左右されないようにね」
エネルギー危機に直面し、ドイツ政府は(19日)急遽、石炭火力発電の稼働を増やす緊急措置を発表しました。
G7では気候変動問題も話し合われますが、エネルギー危機との折り合いを果たしてつけられるのか。今後の大きな焦点となります。
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