沖縄225人感染“第6波に突入”知事『まん延防止』要請を検討(2022年1月4日)

沖縄225人感染“第6波に突入”知事『まん延防止』要請を検討(2022年1月4日)

沖縄225人感染“第6波に突入”知事『まん延防止』要請を検討(2022年1月4日)

沖縄の新型コロナ新規感染者は、3日に3カ月ぶりに100人を超えると、4日はさらに100人ほど増えて、225人となりました。200人を超えたのは去年9月以来です。県の基準での重症者や亡くなった人の発表はありませんでした。

沖縄県・玉城デニー知事:「県としては、もはや第6波に突入したものと認識している。倍加するスピードと感染力の広がり方が尋常じゃない。まん延防止措置の要請を含めた、さらなる警戒レベルの引き上げや、人の移動や経済活動の制限などの強い措置も想定しなければならない」

この急激な感染拡大を受け、玉城知事は国に対して、飲食店へ時短営業の命令などができる『まん延防止等重点措置』の要請を検討すると伝えました。

松野博一官房長官:「沖縄県からまん延防止措置の要請が正式に出された場合は、速やかに検討すること、アメリカ軍の感染防止対策についても、国として引き続き協力をしていきたいと答えた。(Q.(感染拡大は)アメリカ軍が関係するか。年末年始の人流増加が原因か)現状においては、例えばアメリカ軍においても、ゲノム解析等の結果も出ていないので、コメントは差し控えたい」

アメリカ軍基地のクラスターはキャンプハンセンだけではありません。4日も新たに、所属基地が明らかにされていないアメリカ兵も含め、164人の感染が発表されています。

沖縄県・玉城デニー知事:「拡大の要因としては、急速なオミクロン株への置き換わりがある。国立感染症研究所の調査によれば、12月30日時点の直近5日間で、オミクロン株が疑われる症例の占める割合は15%から97%に上昇」

沖縄県は4日、会食は4人以下、2時間以内で行い、できるだけ同居家族などとするよう、新たに要請することにしました。

琉球海鮮りーさん堂・李植川店主:「忘年会、新年会で客も戻ってきて、戻ってきたと思っていた時に大変ですね。(Q.新年会の予約は)結構、入っています。だけど、今からどうなるのか。去年みたいにすごいキャンセルが出てくるか心配」

沖縄県内では、9日を中心に成人式が予定されています。

沖縄県・玉城デニー知事:「感染拡大している地域では、ぜひ成人式や祝賀会などの延期、もしくは中止などの検討を視野に入れて頂きたい」

成人式を行う場合も、県は参加者や関係者に事前のPCR検査実施を検討するよう呼び掛けています。

医療機関の様子も、年が明けて一変していました。沖縄県立北部病院では、年末まで、ほとんどの患者がデルタ株の感染者でしたが、今は新規陽性者のほとんどが“オミクロン疑い”になっているといいます。

沖縄県立北部病院・永田恵蔵医師:「この4日くらいで一気に広がっていて、すごいスピード感で、頭が追いついていないような状況」

デルタ株とオミクロン株それぞれの患者を分けるため、病棟に大きな仕切りを設置しました。

沖縄県立北部病院・永田恵蔵医師:「デルタの方とオミクロンの方と同部屋にしないようにしたり、対応するスタッフも分けて、デルタからオミクロン疑いに行く時は着替えているので、そのあたりは負荷になっている」

患者の増加に伴い、オミクロン患者への個室対応もすでに難しくなっています。

沖縄県立北部病院・永田恵蔵医師:「感染経路がほとんど同じ所から出て来たりしているので、その方たちには同部屋で対応している。沖縄県全体の診療が難しくなってくるので、個室対応が不可能になってきている状況」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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