「居場所なくなると思った」被害少女が取材応じる トー横ボランティア団体代表逮捕事件|TBS NEWS DIG
東京・新宿歌舞伎町の「トー横」。様々な理由から居場所を求め、10代や20代の若者が多く集まる場所です。
その中で、髪を白く染めあげ、ひときわ目立っていたのが「ハウル・カラシニコフ」と名乗るボランティア団体の代表の男。本名、小川雅朝(32)容疑者。
「いただきます!」
「おいしい!」
「歌舞伎町卍会」の代表として炊き出しや清掃活動などを通じ、トー横に集まる少年や少女への支援活動をSNSでアピールしていました。
「若くして自分の親と心や肉体が切り離されて1人ぼっちになったやつらがどうやって生きて行くか。一緒に考えよう」
「俺達が普通のやつらを救ってやるんだ」
居場所のない少年少女への熱い思いを語る小川容疑者。しかし今回、少女の弱みにつけこむ卑劣な一面が明らかになりました。
去年12月と今年3月、新宿区の自宅マンションで16歳(当時)の少女にみだらな行為をした疑いできのう、警視庁に逮捕されたのです。
被害者の少女が取材に応じました。
去年8月ごろに小川容疑者に誘われ「卍会」の一員になった少女。みだらな行為を断れなかった理由について、こう話しました。
少女
「家には帰りたくなく、卍会から追い出されると“居場所”がなくなると思った」
小川容疑者は取り調べに対し「19歳と聞いていた」と容疑を否認していますが、警視庁によりますと、少女は自分が18歳未満であることを小川容疑者に伝えていたといいます。
さらに、少女の母親が小川容疑者に対し、「誘い出さないで欲しい」と何度も警告していました。
それにもかかわらず…
小川容疑者
「警察に補導されたら、2000年生まれの21歳と答えるように」
小川容疑者は少女に口止めをしたうえで、個別にLINEで連絡をとり、会っていたといいます。
さらに、小川容疑者は少女に対しこんな要求もしていました。
少女
「『お金は後で返す』と言われ、生活用品など全部で10万円ぐらい買わされた」
そのお金は、未だ返されていないといいます。
さらに「トー横」で話を聞くと、小川容疑者の裏の一面が見えてきました。
小川容疑者を知る人
「(トー横で)パスタ配るときにLINEを交換する。気に入った女の子がいると話し始めて、誘ってから会うという手口。実際女の子で聞いたことはある。ハウルに誘われて襲われたとか」
さらに、こんな声も
トー横に出入りする少年
「子ども(未成年)に手を出したら、もう広場来れなくするからって。(小川容疑者から)言われたって声は何度か聞いたことあります。ある意味すごいなと思った。それだけ周りに言っておきながら、恥ずかしくないのかなと」
去年1年間に「トー横」で家出や喫煙などで補導された未成年者は、およそ180人と、おととしの3倍近くに急増しています。
「支援」を隠れみのに近づく大人から、子どもたちを守るための対策が求められています。
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