林道遺体の23歳女性 容疑者の別荘までの“足取り”(2022年6月19日)

林道遺体の23歳女性 容疑者の別荘までの“足取り”(2022年6月19日)

林道遺体の23歳女性 容疑者の別荘までの“足取り”(2022年6月19日)

 18日、茨城県の山林で見つかった遺体は、行方不明になっていた東京都文京区の23歳の女性と判明しました。この女性を別荘に監禁したとして33歳の男が逮捕されましたが、女性と男の足取りなどが徐々に分かってきました。

 茨城県常陸太田市の山林で、東京・文京区に住む23歳の女性が遺体で見つかった事件。警視庁は19日、特別捜査本部を設置しました。

 警視庁は、女性と今月5日に会っていた、神奈川県南足柄市に住む会社員・三瓶博幸容疑者(33)を監禁の疑いで14日に逮捕しています。

 三瓶容疑者は、この別荘で23歳の女性を監禁した疑いが。2人は、SNSを通じて知り合ったといいます。

 三瓶容疑者の供述:「2月から3月に1回、6月5日に1回の計2回、会った」

 23歳の女性かどうかは定かではないですが、3カ月ほど前、この別荘に若い女性がいたことが目撃されています。

 三瓶容疑者別荘の近隣住民:「20代くらいの女性と思うんですけど、若々しくて。2階のベランダで魚を焼いて、うちわで仰いでいたり。3カ月くらい前か」「(Q.2月か3月ごろ?)そうですね」

 茨城県の山林で発見された女性は、今月5日から行方が分からなくなっていましたが、その足取りが分かってきました。

 今月5日、都内在住の女性はおよそ100キロ離れた茨城県の水戸駅にいたことが防犯カメラの捜査で判明。

 水戸駅のロータリー。そこに車が迎えに来て、女性はその車に乗り込みました。車の所有者が三瓶容疑者でした。

 三瓶容疑者の供述:「6月4日にSNSでやり取りをして、6月5日午前10時ごろに水戸駅で待ち合わせして、別荘に移動した」

 2人は、水戸駅からおよそ40キロ先の常陸太田市にある三瓶容疑者の別荘へ。そして。

 三瓶容疑者の供述:「別荘で女性に手錠をかけた」

 三瓶容疑者は、別荘で女性に手錠をかけ、2時間程度、監禁したとみられています。しかし・・・。

 三瓶容疑者の供述:「手錠は、お互いの合意のものであったので、不当な拘束ではない」

 三瓶容疑者は、監禁の容疑を否認しています。

 三瓶容疑者別荘の近隣住民:「地下室があると聞いた。『あら、地下室があるの?珍しい』と思った。物置みたいにしてあるような地下室だと聞いたことがある」

 三瓶容疑者の別荘には地下室があり、毛髪のようなものや布団、マッレス、土砂のついたくわなどが見つかっています。

 警視庁は、遺体の遺棄についても三瓶容疑者が何らかの事情を知っているとみて調べています。

 女性の遺体が発見されたのは、林道からおよそ6.3メートル下で、生い茂る木々に引っ掛かったような状態だったといいます。

 三瓶容疑者の別荘から、林道の入り口までは800メートルほど。この入り口から、さらに1.8キロの場所です。

 三瓶容疑者の車のドライブレコーダーには、遺体発見現場の方に向かっている様子が記録されていました。

 警視庁は捜査を進めています。
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