「内閣感染症危機管理庁」と「日本版CDC」設置へ(2022年6月16日)
感染症対策の司令塔機能を強化します。
岸田文雄総理大臣:「感染症の危機管理は、平時から有事に備えておく。これが大変重要であると。次の感染症拡大をはじめとする、さらなる危機に対して、迅速に機動的に対応できるように、体制を作っていきたい」
岸田総理は15日、新型コロナなど感染症対策の司令塔機能を強化すると表明しました。
具体的には、総理直轄の司令塔として、内閣官房に新たに「内閣感染症危機管理庁」を設置。トップには「感染症危機管理監」を置き、省庁をまたぐそれぞれの機能を一元化し、有事の際はすぐに関係省庁から人員を集め、対応にあたるといいます。
そして、もう一つの目玉が・・・。
岸田文雄総理大臣:「さらに、科学的知見の基盤となる、専門家組織も一元化します。厚労省のもとに、いわゆる日本版CDCを創設します」
これまで日本では、基礎研究などは国立感染症研究所が、臨床医療は国立国際医療研究センターが担ってきました。
これを統合することで、研究の成果を迅速に治療法の開発へとつなげる狙いです。
長崎大学病院・森内浩幸教授:「こういう方向で、議論が進むこと自体は歓迎したいと思っています。ただ、アメリカのCDCになぞらえた日本版CDCっていうのは簡単ですが、それが実を伴うものになるかどうかというのは、そこに十分な人員や予算を配置することができる。しかも、中長期的な展望で考えていくような、一つの組織としての在り方が求められる」
(「グッド!モーニング」2022年6月16日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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