「金は用意してあげる」インドネシアで逮捕の男 現地で養殖ビジネス持ちかけ 持続化給付金詐欺事件｜TBS NEWS DIG
巨額の持続化給付金がだまし取られたとみられる事件。インドネシアで逮捕された主犯格の男が多くの魚の養殖場を所有していたほか、複数の業者にも養殖ビジネスを持ちかけていたことがわかりました。
逃亡先のインドネシアで現地当局に逮捕された詐欺グループの主犯格、谷口光弘容疑者。最後に潜伏していたランプン州の村では今も谷口容疑者の“新居”の建設が続いていました。
記者
「建設中の自宅ですが、大きな部屋が2つあります。そしてこちらはトイレとシャワールームでしょうか。外壁にはガラスもはめられています」
谷口容疑者は、ここで誰かと暮らそうとしていたのか。潜伏先だった養殖場の男性は、逮捕直前の谷口容疑者から「結婚相手を探してほしい」とSNSで依頼されていたといいます。
谷口容疑者
「私は若くて子どもがおらず、優しい女性が好みです。でもランプン州にはいませんね」
潜伏先だった養殖場の男性
「我慢してください」
谷口容疑者
「我慢するのは難しいです」
潜伏先だった養殖場の男性
「本当に結婚したかったら優しい人に巡り会うでしょう」
谷口容疑者
「すぐに探して」
潜伏先だった養殖場の男性
「できるだけ探します」
男性は谷口容疑者がインドネシアで「長い間ひとりぼっちだったので寂しかったのでは」と話しています。
そして、仕事の面では・・・
潜伏中、養殖場の経営者から日本円でおよそ370万円分の稚魚を購入していた谷口容疑者。スマトラ島の中西部「西スマトラ州パダン」に大小あわせておよそ120の養殖用の池を所有していたこともわかりました。
潜伏先だった養殖場の男性
「パダンに20（養殖用の池が）ありました。正しくはわかりませんが、ブルーシートの池が100、土の池がおよそ20」
さらに、複数の業者や住民に養殖ビジネスの話を持ち掛けていたということです。
潜伏先だった養殖場の男性
「知人は最初5万匹の稚魚、その後ナマズ1万匹を注文しました。（谷口容疑者は）お金持ちだと話していました。必要な金はどれだけでも用意してあげると」
先月上旬、この村に移ってきたという谷口容疑者。日本への身柄の移送については、日本政府とインドネシア当局で調整が行われているということです。
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