石原慎太郎さん「お別れの会」 89年の人生偲ぶ「証言」次々(2022年6月9日)

石原慎太郎さん「お別れの会」 89年の人生偲ぶ「証言」次々(2022年6月9日)

石原慎太郎さん「お別れの会」 89年の人生偲ぶ「証言」次々(2022年6月9日)

 今年2月に亡くなった石原慎太郎さんのお別れの会が営まれ、生前、親交のあった中村玉緒さんや安倍元総理が参列しました。

 都内のホテルで開かれた「お別れ会」。

 次男・石原良純さん:「主役はなんといっても参列される一人ひとりの皆様が石原慎太郎とともに戦った同じ時代を戦ったという思いを」

 「石原慎太郎」とは、いったい何者だったのか・・・。参加者の証言により、89年の人生が浮かび上がりました。

 9日に開かれたお別れ会。発起人には、読売新聞グループの渡辺恒雄氏や安倍元総理らが名を連ねています。

 安倍元総理大臣:「いつも背筋を伸ばしてさっそうとしていて挑戦的で、時に傲慢で傍若無人に振る舞いながらも誰からも愛された方でありました」

 作家であり・・・。

 岸田総理大臣:「私にとって石原先生の最初の記憶は芥川賞作家としての先生であり」

 国会議員であり・・・。東京都知事であり・・・。

 岸田総理大臣:「政治家として歯にきぬ着せぬ物言い」

 石原慎太郎さん(当時66):「一種の革命をやってやろうと」
 石原慎太郎さん(当時78):「福田バカ内閣がつくった」
 石原慎太郎さん(当時83):「もう1人大年増の厚化粧がいるんだ、これな」

 そして・・・。

 石原慎太郎さん(当時66):「石原裕次郎の兄でございます」

 高橋英樹さん:「あのご兄弟は、昭和という時代を表すには一番適切というか」

 中村玉緒さん:「もう私も82になりました。裕次郎さんとは本当に殴り合いのけんかをしました。慎太郎さん、そのお兄様ですからね。どんどん皆さん・・・亡くなられるので・・・頑張って生きたいと思います」

 会場には、再現された書斎・・・。300を超える著書などが展示されました。

 四男・石原延啓さん:「人間としての石原慎太郎を少しでもここで見て頂いて、昭和の最後の頑固おやじみたいなもんなんで」

 石原慎太郎さん(当時78):「何回も同じ質問ばかりするなよ、もう本当に」

 森喜朗元総理大臣:「我々の時代は終わったんだなと。歳は多少私のほうが若いんですが、しかし何といっても大事なことはオリンピックが開けたのは石原さんのおかげなんです」

 かつて石原さんは、100歳の自画像をこう思い描いていました。

 石原慎太郎さん(当時78):「あ~100歳ごろ総理大臣になろうと思っています」

 プロ野球ソフトバンク・王貞治球団会長:「なんかはにかみ屋的なところがあったでしょう。外で見ているとなんか強そうなところが感じられたが、実際にお会いするとすごく優しくてね」

 2020年、終戦記念日の靖国神社。石原さんはおぼつかない足取りで他の参拝客のもとに歩み寄り、しきりに何かを訴えていました。亡くなる2年前の映像です。

 長男・石原伸晃さん:「父は闘病生活をしておりましたので、いつかは来るなと思っておりましたけれども、母が追っかけて逝ってしまって、また一段と心の中にぽっかりと穴が開いた気持ちでおりました」

 ジャーナリスト・田原総一朗さん:「あんなに言いたいことを言った人は日本にいなかった。すごいと思う」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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