取材班そばに着弾の瞬間 「民間人でもお構いなし」(2022年6月4日)

取材班そばに着弾の瞬間 「民間人でもお構いなし」(2022年6月4日)

取材班そばに着弾の瞬間 「民間人でもお構いなし」(2022年6月4日)

ウクライナ東部で一カ月以上、取材を続けるジャーナリストのカオル・クレさん。ロシア軍の猛攻が続くルハンシク州セベロドネツクへ入ろうとしたところ取材班の数メートルの距離に着弾。近くの溝に身を隠しますが、砲撃は続きます。ガイドの男性が負傷しました。取材班は、「PRESS」と書かれたベストやヘルメットを着用していましたが、攻撃されました。
ジャーナリストのカオル・クレさん「ここまで近くまで落ちてきて、自分たちも怪我をした経験は今までないです。民間人でもお構いなしに撃ってくる」
1時間ほど間に、200回もの砲撃を確認したといいます。カオルさんたちは砲撃の合間をぬって病院へ急ぎました。
ジャーナリストのカオル・クレさん「(ガイドの男性の)命は大丈夫です。不幸の中の幸いですけど。(病院は)混乱していました。いろんな軍人が入っているし」
病院には、負傷した軍人や市民がたくさんいて混乱していたようです。あくまでも応急処置のみの対応で、さらなる治療が必要な場合は、安全な街にある病院に転院させていたということです。
ゼレンスキー大統領「リシチャンシクなどの(セベロドネツク周辺の)戦いは最もひどい。(ロシア軍に)占領された地域は大惨事になった地域である」
ロシア軍は、既にルハンシク州の9割以上を制圧。州の要衝セベロドネツク市も8割以上を占拠したといわれていましたが、州の知事は、ロシア軍に占拠された市の地域の2割を奪い返したと発表しました。
住宅の9割が損壊したセベロドネツク。ここでも、地下のシェルターが避難場所となっていました。侵攻から100日ほど、地下で生活している人もいます。
地下に避難する家族「子どもたちは、戦争が終わって、9月1日から学校に戻りたいと言っています」。
ジャーナリストのカオル・クレさん「(地下は)もちろん真っ暗ですけど、ベッドも整っているし、普通に生活していますね。昼間に食事をするときとかご飯を作るときは、(外の)路上でやっています。電力・水道・ガス・ネットワーク全部ないです水は山からとってきているし、火をおこすときは山から木をとるし。(食材など)食べているものは全部ボランティア頼り。
セベロドネツクが、ロシア軍に制圧されるとルハンシク州全体がほぼ制圧される事態となります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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