“日本勢が買収を”元幹部が初めてカメラの前で胸中明かす 迷走の東芝…経営方針説明会で非上場化含め10提案|TBS NEWS DIG
経営の混乱が続く東芝が新たな経営方針を発表しました。再建案撤回や相次ぐ社長交代など、名門企業に何が起きているのか。元幹部が初めてカメラの前でその胸中を明かしました。
『東芝』といえば…
「私たち世代からはブランドもの」
「うちのテレビがレグザです。クリーンなイメージを作って、もう一回頑張ってもらいたい」
きょう、経営方針説明会を開いた東芝。焦点となっているのは自身の「身売り」です。
東芝 島田太郎社長
「当社グループの潜在的な価値に対する大きな期待があることを感じた」
東芝の長い迷走は、アメリカの原発事業で巨額赤字を抱えたことから始まります。去年11月、打ち出したのが事実上の解体ともいえる「3分割」案。しかし、「モノ言う株主」からの反発で、わずか3か月後に今度は2分割案に変更します。そして、この2分割案も株主が否決。この間、社長は毎年のように交代に追い込まれました。そして、今年4月には自ら「身売り」を含む提案を募集する異例の事態に…
こうした迷走を複雑な思いでみている人物が、東芝の元幹部です。
東芝 元幹部
「残念な状態ですよね。それに尽きるんじゃないですか」
元幹部は迷走の元凶は社内のコミュニケーション不足だったと振り返ります。
東芝 元幹部
「その時々で打ち出したトップの方針は、必ずしもみんなの納得を得られていない。コミュニケーション不足じゃないですかね」
元幹部は、東芝の再生には短期の利益を求めてくる「モノ言う株主」には株を売ってもらい、“身売り”をして株式を非公開化するしかないとみています。
東芝 元幹部
「株主構成をリセットしていくこと」
東芝はきょう、会見を開き、非上場化に関する提案や上場維持を前提とした資本業務提携など合わせて10件に上る提案があったと明らかにしました。元幹部は、そのスポンサーには日本勢が中心になるべきだと話します。
東芝 元幹部
「福島の廃炉だって(東芝が)かなりメインでやってるわけですよ。外国企業が決定権を持ったときに、(廃炉を)やらないといったときになにが起きるか」
元幹部が残っている社員に伝えたいこととは…
東芝 元幹部
「忸怩たる思いはあるけれども、自分の事業は自分で守るっていうのは前提。精いっぱい考えて、頑張ってほしいなと思う」
▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://ift.tt/x2uIm4W
▼チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1
▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://ift.tt/3yvaf2M
▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://ift.tt/FZNESV5
コメントを書く