中学校の部活動“地域移行”を提言 どうなる?・・・教員の負担軽減も(2022年6月1日)
今後、中学校の部活動の様子が大きく変わるかもしれません。
政府は、休日の部活動を地域のスポーツクラブなどに、段階的に移行していく方針を示しています。
スポーツ庁では先月31日、有識者会議が開かれ、提言案の大筋がまとまりました。
中学校の部活動が地域に移行されると、どうなるのでしょうか?岐阜県羽島市の公立中学校の陸上部を取材しました。
生徒を指導しているのは、小森博昭さん。教員ではなく、外部から招いた指導歴40年以上のベテランコーチです。
この中学校では、去年から12の部活動で、平日は学校の顧問の教員が、土日は外部コーチが指導しています。
この取り組みにより、教員の労働環境が大きく改善したといいます。
竹鼻中学校・森山健校長:「(先生方は)土日のシフトでは、自分の生活を見直せるようになった。時間的なところでも、非常に有意義に働いています」
生徒側にも、メリットがあるようです。
生徒の声:「コーチの指導で、1年生の時よりも体力がつきました」
一方で、部活動の地域移行は、指導者の確保や対価の経済負担をどうするのかなどの課題も残されています。
部活動の地域移行について、街の人からは、次のような声が聞かれました。
賛成:「学校の先生って、それぞれ忙しいと思うので。外部に委託できるのであれば、双方の時間を節約するという面で有意義」
こうした意見の一方で、次のような声もありました。
反対:「外部の方で、元選手とかプロの方なら、質も上がると思うが。私は、質より中身。信頼度の高い先生がいい」
(「グッド!モーニング」2022年6月1日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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