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豪邸に「真っ赤なポルシェが」 家族で10億円詐取か(2022年5月31日)
一家を知る人はその暮らしぶりから「すごいお金持ちだと思っていた」と話しています。家族4人で給付金約10億円をだまし取ったとされる事件。指名手配された父親は、「国の制度に抜け穴がある」などと話していたことが分かりました。
女が暮らしていた家。豪華な様子だったといいます。
谷口梨恵容疑者を知る人:「こんなに大きな家に住んで真っ赤なポルシェ。いい車に乗って、すごいお金持ちなんだなあと」
それもそのはず。一家は不正に「10億円近く」の金を得たとされます。
詐欺の疑いで逮捕されたのは三重県津市の谷口梨恵容疑者と長男の大祈容疑者、そして事件当時19歳の次男。
父親の光弘容疑者はインドネシアに逃亡し、指名手配中です。
光弘容疑者はおととし、東京・大阪・名古屋で、「コロナの持続化給付金」に関するセミナーを開催。
「国の制度には抜け穴がある」「名前があれば確定申告を出せば良い」などと説明し、申請者を募り手続きを代行していました。
給付金が出ると最大数十万円を報酬として受け取り、申請希望者たちからは「先生」と呼ばれていたといいます。
そんななか、特徴的なのは「家族ぐるみ」という点。
母親と長男は申請の手続きを、次男は「確定申告書の作成」のため税務署を回り、過去最大規模となる約1800件もの申請を繰り返したとみられます。
まさに「一家団結」。しかし、条件を満たさない申告は犯罪です。
例えば長男・大祈容疑者は2年前、フィリピン人でホステスの女性を「小売業」と偽装。「収入がゼロになった」として、申告させたとされます。この場合、女性も共犯者になる可能性があります。
経済産業省によれば、今月時点で不正受給は1218者あり、被害は12億円を超えます。
中小企業庁は「自主返還」を呼び掛けていて、応じれば加算金などは課さないといいます。
弁護士・大澤孝征氏:「(自主返還した)被疑者側の事情が善良な市民としての生活をこれまで行ってきたとすれば、そこをくんで起訴はしない(というケースは多い)そうしないと(給付金が)返還されないでしょう。やはり任意で返還するのが本当は望ましい訳ですよ。詐欺罪ですから。返還もしていないということになれば、場合によっては刑務所に行かされる可能性すら出てくる」
警視庁は一家が口コミで申請者を集めていたとみて捜査しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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