【報告】途切れたサプライチェーン 上海ロックダウンが日系企業にもたらした影響(2022年5月30日)

【報告】途切れたサプライチェーン 上海ロックダウンが日系企業にもたらした影響(2022年5月30日)

【報告】途切れたサプライチェーン 上海ロックダウンが日系企業にもたらした影響(2022年5月30日)

 新型コロナウイルス対策の隔離生活をいまだ続ける上海支局から報告です。

 (上海支局・高橋大作記者報告)
 (Q.ロックダウンの全面的な解除の見通しは立っているのか?)
 上海市当局は来月1日から経済の再生を本格化させるとアピールしているのですが、市民目線から言うと本当に外に出られるのか、まだ不安が残る状況で職場に行ったり、あるいは人と会ったりそういった自由な普通の生活はいつ戻ってくるかは見通せない状況です。

 (Q.日本にも物流・製造と影響が出ているが改善の見通しは立っているのか?)
 上海市に拠点を持つ日系メーカーが匿名を条件に取材に応じました。

 今も動いている工場というのは実はあるのですが、工場に職員を泊まり込ませて働かせている、いつもの賃金よりプラス7、8000円出すような形でなんとか働いてもらってるのでコストは上がります。

 さらに人材がまだ隔離されていて補充ができない、あるいは材料を置いておく倉庫が動いていない。製品ができても輸送するためのトラック、ドライバーがいないといった問題もあるのだそうです。

 工場は一つではなくたくさんあるんですけれども、そのうちの一つは、ロックダウンを機会に破綻してしまうようなこともあり、サプライチェーンが切れていると。このような理由もあり、2カ月のロックダウンだったのですが、影響は年内、半年は続くんじゃないかというふうにみられています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事