海底に落下した観光船のつり上げを開始 まもなく船体の一部が海面に｜TBS NEWS DIG
北海道・知床半島沖で沈没事故を起こし、その後、えい航されている途中で海底に落下した観光船のつり上げが始まりました。まもなく海面に船体の一部があらわれるとみられます。
知床半島沖で沈没した観光船「KAZU I（カズワン）」。一度は、作業船によって海面近くまでつり上げられましたが、24日、固定していたベルトが切れて水深182メートルの海底に落下しました。
26日は午前8時から「KAZU I」を再びつり上げる準備を始め、午前10時半すぎには、ほぼ終わりましたが…。
記者
「午後2時すぎです。観光船『KAZU I』をつり上げる作業は午後からの予定でしたが、まだ始まっていません」
前回は、水中につった状態で移動して落下したため、今回は、一部が海面の上に出る状態までつり上げる計画です。
水深182メートルの海底から海面までのつり上げの時間は、およそ1時間。4月23日の沈没事故の後、初めて「KAZU I」の船体が海面の上にあらわれます。
その後、水深の浅い海域に移動させたうえで、作業船の上まで引き揚げる予定です。早ければ、27日午前中にも網走港に入り、数日かけて、水を抜いた後に陸揚げします。
海上保安庁などは陸揚げした船の状態を確認し、事故原因の究明にあたります。
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