ロシアが戦果誇示? 製鉄所地下の様子公開※動画視聴の際はご注意ください(2022年5月25日)

ロシアが戦果誇示? 製鉄所地下の様子公開※動画視聴の際はご注意ください(2022年5月25日)

ロシアが戦果誇示? 製鉄所地下の様子公開※動画視聴の際はご注意ください(2022年5月25日)

 3カ月にわたる侵攻の成果をアピールするためでしょうか。ロシアの国営テレビは、制圧したとする南東部のマリウポリにある製鉄所構内の様子を公開しました。

 兵士らが入っていったのはアゾフスタリ製鉄所の地下。

 戦果をアピールするためでしょうか。ロシアの国営テレビが公開した映像です。

 内部には食事の後、何着もの衣服・・・。ビデオカメラなども残されていました。

 アゾフスタリ製鉄所の陥落によって、ロシアが完全制圧したとするウクライナ南東部マリウポリ。

 郊外で新たにおよそ200人の遺体が見つかったと市長顧問がSNSに投稿しました。遺体は破壊された高層ビルのがれきを撤去中に地下室から見つかったといいます。

 いつ発見されたかは明かさなかったものの、遺体は腐敗が進んでいて、相当の時間が経過しているとみられます。

 ロシアが侵略を初めて3カ月。いまだ退く気はないようです。

 ロシア、ショイグ国防相:「西側のウクライナ政権への大規模な支援とロシアへの制裁圧力にもかかわらず、我々はすべての任務を完了するまで軍事作戦を続ける」

 また、ショイグ国防相は精密兵器で軍事施設のみを攻撃していると改めて強調しました。

 24日、ロシアが攻撃した町です。破壊されたのは学校や遊具が置かれた公園でした。

 地元住民:「子どもたちがいつも遊んでいる公園です。子どもがいなかったのは偶然です」

 今、ロシア国内ではある商品が話題となっています。

 一見、なじみのある、あの飲み物のようですが・・・、よく見ると見覚えのないロゴ。生産している会社を直撃すると・・・。

 ロシア製コーラを生産する・オチャコボ社の担当者:「『クールコーラ』はオリジナルのペプシコーラに似ていますがお客さんが無意識に買ってくれるように製造致しました」

 厳しい経済制裁が続き、スターバックスもマクドナルドも撤退を決定したロシア。

 今、何が起こっているのでしょうか。

 30年以上営業を続けてきたマクドナルドも撤退を発表しました。

 お馴染みの看板は撤去され、その横には名残惜しいのか、呆然と座り込む人も。

 近所の住民:「おいしいものが食べられる唯一の場所だったんです」

 そんななか、飲料業界にも異変が。ホームページに掲載された3種類のペットボトル。見慣れたあのコーラに見えますが、実は「クールコーラ」。ファンタの新商品ではなく「ファンシー」。配色はスプライトのようですが、よく見ると「ストリート」・・・。

 こうした商品はコカ・コーラ社やペプシコ社が販売を停止した後、店頭に並びだしたといいます。

 製造している会社を調べると、有名ブランドとは全く関係のないモスクワ市内の「オチャコボ」という企業です。

 番組ではこのロシア企業を直撃しました。

 ロシア製コーラを生産する・オチャコボ社の担当者:「最近コーラ、ファンタなどの製品を『模倣した商品』を生産しました」

 有名ブランドを「模倣した商品」だそうです。経済制裁でコーラなどが手に入りづらい事情は分かりますが、似せて作る必要はあるのでしょうか。

 ロシア製コーラを生産する・オチャコボ社の担当者:「(スプライトと同じ)緑色のボトルの製品を作れば、お客さんは無意識に買ってくれると思いました」

 「間違えて買うことが狙い」のようです。すでに中国から購入の問い合わせもあったそうです。

 気になるのはその味ですが・・・。偽物と分かって買うわけにもいかないので。

 ロシア人ユーチューバー:「スプライトと同じ香りです。価格はオリジナルより安いです」

  と話すのは、ロシア在住のユーチューバー。価格はオリジナルの約半分だそうです。

 ロシア人ユーチューバー:「濃くていい味です。オリジナルに似ています!」

 味は好評なようです。しかし、こんな意見も。

 クールコーラを飲んだロシア人:「(クールコーラ)はもう全然炭酸がないです。最初はすごく泡が出たのに・・・」

 ロシアでは今、企業や個人による撤退した外資系企業の商標登録の申請が、数十件確認されています。

 申請されたなかには日本企業も含まれており、今後、大きな問題となる可能性があります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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