高部瑛斗「どんな形でも出塁を」つかみ取った一軍の舞台【千葉ロッテ#8】(2022年5月23日)
高部:どんな形であれ出塁することを心がけていますし、1番打者の仕事っていうのは初回の1番最初のバッターで塁に出ることで8割ぐらい仕事が完成してくると思うので、そこは大事にしています。
1番打者としての心構えを話すのは、千葉ロッテマリーンズ・高部瑛斗(あきと)選手(24)。
今季、開幕からロッテの1番打者に抜擢。50m5秒8の俊足と、巧みなバットコントロールでその活躍が期待されているプロ3年目の外野手です。
高部:これまでの2年間考えたらチャンスをいっぱい頂けて、もっともっとやらないといけないことが多いですけど、何とかチームの戦力になりつつあるんじゃないかなと感じています。
高部選手はこの2年間、主に二軍の試合に出場。二軍での成績は打率3割越え、昨季は盗塁王も獲得しました。
しかし、その一方で去年は1軍登録されるも5度の登録抹消を経験するなど、悔しい思いもしていました。
高部:去年は自分に自信も持てなかったですし、また落ちてしまうかもしれないっていうふうに考えたりとか、率直に野球に向き合えてなかったんじゃないかなっていう部分もあったと思います。
一軍と二軍との往復で自信を失っていたと話す高部選手ですが、そこから変わるきっかけとなったのはコーチ陣からの「期待を寄せた鼓舞」でした。
高部:ファーム(二軍)に戻ったりしたときに、「ファームに出ていることを1軍で出してほしいから上げてもらっているだぞ」っていうのをずっと言われていたので、なんでファームでできて1軍でできないのかっていうのを考えながらやるきっかけにもなりましたし、どういう風に変わらなきゃいけないかっていうのを、少しずつ見えてきたのでいい体験ではあったと思います。今は1軍にいる以上ちゃんと自分ができることをって思えてやっているので、そこは変化してると思います。
挫折からつかみ取った今の一軍の舞台。ようやく掴んだチャンスに余念はありませんでした。
高部:走塁も守備もバッティングもすべてもう一段階上げていかないとずっと試合に出るっていうのは無理だと思いますし、その中でもやっぱり、走塁守備っていうのは絶対的にできなきゃいけないところなのでその部分はもっともっと意識を高めていかないといけないなとは思っています。
プロ3年目を迎え、開幕からスタメン出場を続けている高部瑛斗選手。駆け出し始めたその先に見据えている目標は、、、
高部:何とかヒット数とかも100本打ちたいです。まず僕は打って走って守ってが絶対必要な選手なので、一つでも先の塁に、一本でも多くヒットを打つ、一個でもしっかり打球を取ってランナーを刺すとかそういう当たり前のことを続けていくことによって、どんどんチームを有利にして勝てると思うので、そういう部分で何とか戦力になっていけるようにやり続けていこうと思っています。
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