北朝鮮 弾道ミサイル発射“3発” 今年に入り“15回”・・・日本政府は抗議「強く非難」(2022年5月13日)

北朝鮮 弾道ミサイル発射“3発” 今年に入り“15回”・・・日本政府は抗議「強く非難」(2022年5月13日)

北朝鮮 弾道ミサイル発射“3発” 今年に入り“15回”・・・日本政府は抗議「強く非難」(2022年5月13日)

 北朝鮮が12日、弾道ミサイル3発を発射。日本政府は北朝鮮に対し、抗議した。

■今年に入り15回目・・・岸大臣「強く非難」

 岸信夫防衛大臣:「最高高度約100キロ程度。距離は通常の弾道軌道とすれば、約350キロ程度飛翔(ひしょう)し、落下したのは、北朝鮮の東岸の日本海であり、我が国の排他的経済水域外と推定される」

 12日、北朝鮮が日本海に向け、短距離弾道ミサイル3発を発射した。

 韓国軍によると平壌近くのスナン一帯から発射したという。

 北朝鮮は7日にも、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)1発を発射している。

 今年に入ってからは、巡航ミサイルの発射発表を含め15回と、極めて高い頻度で発射を繰り返している。

 岸信夫防衛大臣:「立て続けにミサイルを発射していることは、許されることではない。関連する安保理決議に違反するものであり、強く非難する」

■コロナ初確認・・・金総書記“徹底封鎖”

 北朝鮮は12日、平壌で、新型コロナの感染者が初めて確認されたことを明らかにし、金正恩総書記が、全地域の徹底封鎖を命じていた。

 そして、国家防疫体制を「最大非常防疫体系」へ移行させたという。

■この時期狙った思惑・・・米韓けん制か

 さらに、12日のミサイルの発射は、韓国の新大統領が就任して、わずか2日後の発射となった。

 韓国・尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領:「北朝鮮が核開発を中断し、実質的な非核化に切り替えるなら、国際社会と協力して、北朝鮮経済と北朝鮮住民の暮らしを、画期的に改善できる大胆な計画を準備します」

 また、今月下旬には、バイデン大統領が日本と韓国を訪れる予定だ。

 このタイミングでの発射は、新大統領誕生で、対北朝鮮で結束を強めるアメリカと韓国を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられている。

(「大下容子ワイド!スクランブル」2022年5月13日放送分より)
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