アゾフスタリ製鉄所に“化学兵器による攻撃”と主張 マリウポリ市議|TBS NEWS DIG

アゾフスタリ製鉄所に“化学兵器による攻撃”と主張 マリウポリ市議|TBS NEWS DIG

アゾフスタリ製鉄所に“化学兵器による攻撃”と主張 マリウポリ市議|TBS NEWS DIG

ウクライナ南東部のマリウポリ市議会の議員は、ウクライナ側の勢力が拠点とする製鉄所にロシア軍が「化学兵器による攻撃を準備している」と主張しました。

マリウポリのアゾフスタリ製鉄所をめぐっては、ウクライナとロシア双方の政府が「残る市民の避難を完了させた」としていましたが、マリウポリ市の幹部は10日、製鉄所の中に依然およそ100人の市民が残されていると述べました。

一方、市議会の議員はSNSへの投稿で…

マリウポリ市議会・ラシン議員
「ロシアが11日にアゾフスタリへの化学兵器による攻撃を準備しているとの情報が入った」

ロシア軍が11日に化学兵器による攻撃を準備していると主張。ただ、具体的な根拠などは明らかにしませんでした。

こうした中、ロシア国防省は10日、ウクライナ南部オデーサ沖のズメイヌイ島をめぐり、ウクライナ軍の奪還作戦を阻止したと発表しました。

7日からの戦闘で戦闘機など4機、無人航空機30機などを撃墜したなどとしています。

ズメイヌイ島はウクライナとルーマニアとの国境に近く、軍事上の重要拠点として激しい戦闘が行われたものとみられます。

また、これに先立ち、ロシア国防省は東部ルハンシク州のポパスナをロシア側の部隊が制圧したと主張しました。

ロシア側は州全域の掌握を目指していますが、ルハンシク州知事は10日、ロシア側がポパスナを制圧したとの主張を否定しています。

これに対し、ウクライナ軍は10日、第2の都市ハルキウ周辺の複数の村をロシア側から奪還したと明らかにしていて、北東部で攻勢を強めているとみられます。

一方、ハルキウ州の知事は、ロシア側が制圧したとされる州南東部のイジューム市で44人の遺体が新たに発見されたことを明らかにしました。

3月上旬にロシア軍の攻撃により倒壊したビルのがれきの中から発見されたということで、州知事は「民間人に対する新たな残虐な戦争犯罪だ」とロシアを強く非難しています。

ロシアによる軍事侵攻が始まって以降、国連はウクライナで民間人3381人が死亡したと発表していますが、国連人権監視団のトップは10日、実際の犠牲者はこれを数千人上回るだろう、との見方を示しました。

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