チョウザメが琵琶湖に・・・飼いきれずに放流?「最後まで飼って」(2022年5月10日)

チョウザメが琵琶湖に・・・飼いきれずに放流?「最後まで飼って」(2022年5月10日)

チョウザメが琵琶湖に・・・飼いきれずに放流?「最後まで飼って」(2022年5月10日)

 10日にSNSで急上昇し、番組が注目したワードは「チョウザメ」です。滋賀県の琵琶湖で日本には生息してない外来種の「チョウザメ」が見つかりました。取材を進めると、ある目的でそのチョウザメの飼育を検討していることが分かりました。

 琵琶湖には生息していないはずの生き物が先週金曜日、捕獲されました。一体これは・・・。保護している博物館に話を聞きました。

 琵琶湖博物館・田畑諒一学芸員:「確実なことは言えないんですけど、外見からは恐らく『ベステルチョウザメ』。1メートルなので生まれてから恐らく数年は経っている個体だと。ペット、鑑賞魚としても出回っている種類ですので、飼いきれなくなった方が逃がしてしまったのかなと」

 ベステルチョウザメは「世界三大珍味」とされる高級食材「キャビア」を採取するため養殖され、観賞魚としても販売されています。

 販売価格は1万2800円・・・。年間10匹ほど売れるといいます。ただ、初期費用だけで約10万円かかるそうです。

 吉田観賞魚販売・川魚担当、山本雄央さん:「大型の設備が必要になるんで、それも金額がそこそこしてしまうので、そこでどうしてもハードルが高くなっちゃうんですね」

 さらに、成長して大きくなると・・・。

 吉田観賞魚販売・川魚担当、山本雄央さん:「(成長すると)入れ物も大型に変えなくちゃいけなくなってくるんで、そういったことを考えるとゆくゆくは、かなりの金額になる」

 観賞用に飼われていた可能性のある、琵琶湖で見つかったチョウザメ・・・。

 保護している博物館によると、琵琶湖で発見されたのは今回で5回目だといいます。

 琵琶湖博物館・田畑諒一学芸員:「チョウザメが増えてしまえば、第2第3のブルーギル、ブラックバスのように元々、琵琶湖にいる魚とかエビに影響を及ぼすことは十分に考えられる。せっかく飼われたのですから最後までしっかり飼って頂きたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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