“特別な訓練”土の中もかぎ分け・・・警察犬2頭が道志村の捜索に(2022年5月10日)

“特別な訓練”土の中もかぎ分け・・・警察犬2頭が道志村の捜索に(2022年5月10日)

“特別な訓練”土の中もかぎ分け・・・警察犬2頭が道志村の捜索に(2022年5月10日)

 山梨県道志村の山の中で肩甲骨のようなものが見つかりましたが、司法解剖の結果、人の右の肩甲骨と判明しました。

 道志村での捜索。9日は40人規模だった捜索態勢は10日から警視庁の捜査員が加わり、50人以上になりました。増えたのは「人」だけではありません。

 山梨県警が警視庁に要請したのは2頭の警察犬・スキッパ―とガイロ。骨などを探す訓練を受けた犬だといいます。

 姿は確認できていないものの、犬種は「シェパード」と「ラブラドールレトリーバー」だといいます。

 ちなみに、このラブラドールは北海道・洞爺湖サミットの際に爆発物の探知を担当。

 ハンドラーの指示を聞き、座席の隙間などからにおいを探していました。

 これに対し、今回探すのは「骨」など。においを探知できるのでしょうか。専門家は・・・。

 警察犬訓練士・磯本隆裕さん(69):「今回の場合は、骨のにおいを取らせて骨を捜したいというのが目的。まず、においは相当薄いと思います。ですから非常に難しい状況であるとは思う」

 においによる捜査は遺留物をもとに犯人の足跡を追うケースが多く、骨の捜索はあまりないといいます。

 警察犬訓練士・磯本隆裕さん:「それ(骨)は特別な訓練なので、警視庁の方がしっかり地中から出てくるにおいを探す訓練ができていれば、(地下)1メートルは全然、平気で探します」

 道志村の捜索ではこれまでに複数の白っぽい小さい物が見つかりましたが、新たに「動物の骨」の可能性が高いことが分かりました。

 一方、警察は10日午後、4日に見つかった骨のようなものについて司法解剖の結果、人の右の肩甲骨と判明したと明らかにしました。
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