中国人「日本に行きたい」・・・外国人観光客の“解禁”検討 “歴史的円安”で待望の声(2022年5月10日)

中国人「日本に行きたい」・・・外国人観光客の“解禁”検討 “歴史的円安”で待望の声(2022年5月10日)

中国人「日本に行きたい」・・・外国人観光客の“解禁”検討 “歴史的円安”で待望の声(2022年5月10日)

 政府は今月中にも、外国人観光客の受け入れ再開を検討しています。歴史的な円安水準のなか、中国のSNS上では、訪日を希望する声が相次いでいます。

■飲食店&観光施設も期待

 お好み焼きや鉄板焼きで有名な「浅草つる次郎」。

 「浅草つる次郎」・浜田圭二店長:「(Q.コロナ前は一日どのくらいの客が?)約300人のお客様が来られる。半分の150人が、海外の方だった月もある」

 この店では、様々な言語のメニュー表はもちろんのこと、お好み焼きの作り方を英語で説明した動画を用意するなど、外国人観光客が楽しめるサービスに力を入れてきました。

 浜田圭二店長:「(Q.規制緩和されたら売り上げは?)かなり上がると思う」

 外国人観光客を待ち望む声は、観光施設からも上がっています。

 お台場にある、ロンドン発のろう人形館「マダム・タッソー東京」。コロナ前は、客の6割から7割が外国人観光客だったといいます。

 この2年、経営的に厳しい日々が続いてきましたが、いつ外国人観光客の受け入れを再開してもいいように、こんな取り組みも行われています。

 「マダム・タッソー東京」スタッフ:「(英語の)研修を受けています」

 マリーン・エンターテイメンツ・ジャパン 井上忠浩代表取締役社長「(英語研修は)対策の一つとして、お客様が戻ってきた時に、前よりも安全に楽しんで頂くために、準備を続けていました」

■円安で中国人「日本に行きたい」

 数年ぶりに、明るい兆しが見えてきた旅行業界。

 外国人観光客にとって、今の歴史的な円安水準は朗報ですが、円が安いのは、ドルに対してだけではありません。

 実は、中国の人民元に対しても、大幅な円安となっています。新型コロナの拡大直前である、2020年の中国人観光客1人あたりの消費額は25万円余り。中国人観光客は、同じ予算で8万円ほど多く使うことができるのです。

 Trip.comマーケッティング部・唐澤人傑日本地区本部長:「今までよりも、もっと日本を楽しめるというお得感が、旅行者たちのなかでは、ワクワクしている気持ちで、市場を見ているのかなと思っている」

 実際、中国のSNS「ウェイボー」には、「めちゃくちゃ日本に旅行いきたい」「きのうの夜、日本へ旅行に行く準備をしている夢を見た」など、日本行きを望む声が上がっています。

■コロナ前と変化?注目の場所は・・・

 コロナ前と比べると、外国人観光客が訪れる先にも、“ある変化”が起きているのではと、予想しています。

 Trip.comマーケッティング部・唐澤人傑日本地区本部長:「(Q.日本で人気になりそうな場所は?)北海道は、必ず注目される。東京・大阪・名古屋からでも、電車で1時間程度で行けるような、温泉も日本食も楽しめるコンテンツが非常に好まれるかと思う」

 密集しやすい都市より、アウトドアが充実した地方に、より注目が集まっています。

(「グッド!モーニング」2022年5月10日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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