GWスタート ハワイ便は予約9倍 苦境の浅草は新戦略で勝負(2022年4月29日)
「制限なし」は3年ぶりです。29日からゴールデンウィークがスタートしました。ハワイ便の予約は前年比で9倍になっています。
潮干狩り客:「今年はゴールデンウィーク、規制がなく行けるので子どもを連れてきた」
「緊急事態宣言」が出ていないゴールデンウィークは、実に3年ぶり。
千葉県木更津市の潮干狩り場では小雨が降るなか、朝から子どもたちがアサリ探しに夢中です。
今年は最大で10連休。その初日、全国の行楽地は家族連れなどでにぎわいました。
空港には久しぶりの海外旅行を楽しもうとする人たちが押し寄せています。
海外旅行客:「(Q.きょうはどちらへ?)シンガポールに行きます。楽しみです。この瞬間を待っていたので」
海外旅行客:「ニューヨークまで行く」
海外旅行客:「マスクは絶対にしておこうと。日本でやっていた注意と同じことをしようと思う」
全日空は連休中の旅行客が去年の約2倍になる見込みです。
ANA東京空港支店長・小山田亜希子さん:「国際線も徐々にお客様が増えてきて、きょうのホノルル行きは満席近くの予約」
海外旅行で特に人気なのが南国の楽園・ハワイ。日本航空では、連休中のハワイ便の予約が去年の9倍に。
大手旅行会社「HIS」は、ハワイからのLIVE映像を配信しています。
ハワイでは、ほとんどの人がマスクなしで過ごしています。
一方、東京の観光地・浅草では・・・。
コロナ禍で苦境が長引くなか、商店主たちが新たな戦略を打ち出しています。
可愛らしい着物姿で仲見世を歩く若い女性。コンテストで決まった「ミス浅草」の2人です。
プロのクリエイターがPR映像を作成。若者の目線で、浅草の魅力をSNSなどで発信する取り組みです。
ミス浅草ジェニック・枢木瑠花さん(23):「自分のインスタグラムや得意のSNSで浅草の良さを発信できるんじゃないかと思って応募した」
ミス浅草ジェニック・眞白ありすさん(25):「若い子のインスタ映えという文化と日本の伝統が残った浅草が共存しているのがすごく良いと思って、発信したい」
SNSの総フォロワーは、2人合わせて35万人。
そのため、商店主たちはミス浅草の発信力に大きな期待を寄せています。
浅草よろず茶屋444・坂口和信さん:「浅草自体がどちらかというと古いイメージが強いので、やっぱり若い子が来てもらうことで活性化される」
木村家本店・木村淳さん:「落ち込んでいたのがようやく盛り返しつつあるので、それのきっかけになれば良いと思って。若手が一生懸命やっているので、僕らも少しだけでも手伝えればと」
浅草の飲食店など30店舗以上が協力し合い、2日間の体験ツアーを開催。
浅草で古くから根付く伝統芸能にも挑戦します。
休憩中のわずかな時間で、SNSにアップする動画を編集。
着物姿で浅草寺を訪れていた若い女性たちに話を聞くと、SNSで情報を入手しているといいます。
観光客:「『インスタでバズっているから行ってみる?』みたいな」
観光客:「やっぱり調べやすい。ハッシュタグとかで調べて、すぐ出てくるので」
8代にわたって続くちょうちん店の職人は、若い人たちにもぜひ、ちょうちん作りを体験してほしいといいます。
浅草の初夏の風物詩の「三社祭」で使うちょうちんを毎年作ってきましたが、コロナ禍で祭の規模が縮小したことで・・・。
山崎屋源七提灯店・山田記央さん:「ちょうちんは全く出ていない状態なので、かなり打撃は大きい。着物とか浴衣を着てこういう雰囲気でやるのは初めてなので、なかなか新鮮」
この取り組みを考案したのは飲食店の若旦那・雑賀さん。街の活性化を願っています。
雑賀重昭さん:「歴史と伝統と文化の街が浅草。今まであったものを若い子たちの感性で捉えた時に、色んな新しいものが生まれる」
これまで浅草に縁がなかった人たちも街に呼び込もうとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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