イヌは「忠実」?ネコは「気まま」?研究チーム実験(2022年4月28日)
イヌは「飼い主に忠実」で、ネコは「勝手気まま」というイメージは、本当なのでしょうか?京都大学などの研究チームが実験しました。
実験では、飼い主がいじわるをされた場合、イヌやネコがどう振る舞うかを調べます。
まずは、イヌのケースです。飼い主と、その左右に1人ずつ、3人が座った状態で、飼い主が手にした容器のふたを開けようとしますが、うまくいきません。
隣の人に助けを求めますが、そっぽを向かれてしまいました。
この後、左右の人が同時におやつを差し出す動作をすると、イヌは、そっぽを向いた人ではないほうに行きました。
イヌは、飼い主に非協力的な人を避ける傾向があり、他者の振る舞いを評価する能力があることを示しました。
一方、同じ実験をネコでやってみたところ、なんとネコは飼い主にそっぽを向いた人のほうへ行きました。
実験では、ネコはそっぽを向いた人、協力した人、関係ない人それぞれに、ほぼ等しく向かう傾向があったということです。
また、イヌがおとなしく飼い主らのしぐさを見ているのと違い、ネコはその場にとどめておくのも、ひと苦労だったといいます。
実験を行った千々岩さんは、次のように話します。
大阪大学特任研究員・千々岩眸さん:「最近、人懐っこいネコが多いじゃないですか。人と一緒に暮らしているなかで、身に付けていく能力が、もっと(イヌと)似ていたりするのかなと思ったけど、意外と違うんだな」
千々岩さんは、実験結果は、ネコがイヌより劣っているということを示しているのではないと強調しています。
(「グッド!モーニング」2022年4月28日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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