フランス大統領選挙マクロン氏再選 でも「極右にとって歴史的な一日」|TBS NEWS DIG
フランス大統領選挙の決選投票が24日行われ、現職のマクロン氏が再選されました。ただ敗れた極右候補ルペン氏も一定の存在感は示しています。富永記者の報告です。
記者
「再選を果たしたマクロン氏。しかし、過去5年間の実績が高く評価された、とは言えない結果となりました」
フランス マクロン大統領
「この新しい時代は過去5年間を受け継いだものではなく、生まれ変わった、より良い5年間になります」
2017年の前回と同じ顔ぶれとなった決選投票は、今回もマクロン氏が極右のルペン氏に勝利しました。
マクロン氏は、EU=ヨーロッパ連合での連携を重視し、対ロシア外交でも厳しい姿勢で臨む考えを示していました。
また、1回目の投票で敗れた候補者の多くが、ルペン氏への投票を避けるよう呼びかけたことも追い風となりました。
マクロン氏支援者
「とても喜んでいます。極右が勝つなんて見たくなかったから、とても安心です」
一方、ルペン氏は敗れたものの、物価高への対策など地方の低所得者層を中心に支持を集め、前回よりマクロン氏との差が縮まりました。現地メディアは「極右にとって歴史的な一日だ」と伝えています。
極右・国民連合ルペン氏
「私たちは、これまで以上にフランス人を守りたいという思いを強くしています」
また「どちらの候補も支持できない」という人も相当数いて、投票率は72%と過去2番目の低さでした。
自国を優先しロシアへの制裁に反対するルペン氏が敗れたことで、欧米の対ロ政策の足並みに大きな乱れが出ることはなさそうです。
ただ、フランス国民が「マクロン氏を選んだ」というよりは「極右の大統領の誕生を避けた結果」と言え、まずは国民が最も関心のある購買力の向上などへの対策が急務となりそうです。
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