防衛3文書改定 提言案 「敵基地攻撃能力」は「反撃能力 」に|TBS NEWS DIG
「国家安全保障戦略」など防衛3文書の改定に向けた自民党の提言案が示され、いわゆる「敵基地攻撃能力」は「反撃能力」という新しい名称に変更することなどが大筋で了承されました。
きょう、自民党の安全保障調査会の会合で防衛3文書の改定に向けた政府への提言案が示され、大筋で了承されました。いわゆる敵基地攻撃能力については「反撃能力」という名称が新たに示され、目標には相手国の司令部などを念頭に、「指揮統制機能」を含めることも盛り込まれました。
また、現在、GDP比1%程度で推移している防衛費については「2%目標も念頭に5年以内に必要な予算水準の達成を目指す」と明記されました。
自民党は提言を来週にも政府に提出する方針です。
【記者解説:防衛費 GDP比 “倍増”目標 背景は】
GDP比2%以上という目標は、防衛費を倍増するということです。自民党内では「2%超えを自己目的化してはならない」「予算を積み上げるべき」などといった否定的な意見も出ました。
一方、欧米を見ると、アメリカの防衛費はGDP比およそ3%。ロシアと対峙するNATOはGDP比2%目標を掲げています。
中国の軍備増強に加え、ロシアによるウクライナ侵攻という現実を前に、党内では「国家の意思を示すべき」といった意見が強まったことから、予算目標を掲げることで一致しました。
政府は今年の後半に3文書を改定する方針です。
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