「関西電力」金品受領問題で新たな調査結果を公表 土砂工事の発注などでコンプラ違反(2022年4月21日)
関西電力の金品受領問題で土砂の処分工事の発注などにコンプライアンス違反があったとする新たな調査結果が4月20日に公表されました。
関西電力の旧経営陣が福井県高浜町の元助役から多額の金品を受け取っていた問題で、弁護士らによるコンプライアンス委員会が20日に調査結果を公表しました。
報告書では関西電力が発注した原子力発電所の安全対策に伴って、土砂を処分する工事で元助役が関係していた企業に対し実際の業務より高い金額が支払われており、関西電力側もこれを認識していたと指摘しています。
また高浜町内で借りた土地や倉庫についても賃料が相場よりも不当に高いなどのコンプライアンス違反があったと指摘しています。
(関西電力 彌園豊一副社長)
「コンプライアンス上の問題があると指摘されており重く受け止めております。お客様や社会の皆様に改めてお詫び申し上げます」
関西電力は再発防止策を強化するとしています。
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