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対ロシア外交も争点 日曜日にフランス大統領選挙|TBS NEWS DIG
ロシアのウクライナ侵攻で揺れるヨーロッパ。こうした中、フランスでは次の日曜に大統領選の決選投票が行われますが、争点の一つがウクライナ情勢を受けた「外交政策」です。国際社会が注目する選挙戦です。
1回目の投票でトップだった現職大統領のマクロン氏。支援者が振るのは、フランス国旗とEUの旗です。
フランス マクロン大統領
「パンデミックやウクライナへの軍事侵攻に対し、結束を見せているヨーロッパで、より美しく強いフランスを!」
ウクライナ侵攻を受け、対ロシア「外交」がフランス大統領選挙の争点の一つになっています。中でも注目されているのが、NATO=北大西洋条約機構の存在。
1949年、旧ソ連に対抗するため西側諸国が結成した軍事同盟ですが、これまで軍事的中立を守ってきたフィンランドやスウェーデンでロシアへの危機感が高まり、加盟をめぐる議論が始まっています。
そのNATOとの距離感をめぐって現職マクロン氏と、それを追う極右候補・ルペン氏のスタンスは実は異なっています。マクロン氏はロシアのプーチン大統領との対話を重ね、外交による解決を重視しながらも、欧米各国と連携し、積極的に制裁を強化。NATOについても重視しています。
対する極右・ルペン氏の方針は、と言うと。
記者
「ルペン候補がこれから記者会見を開き、自身の外交についての考え方を説明します」
国際社会に波紋が広がるような内容なのです。
ルペン候補
「私は、フランスの国家主権に属さない指揮下に軍隊を置くことは決してありません。NATOにも、将来のEU(ヨーロッパ連合)にもです」
ルペン氏は先週、NATOでの「集団的自衛権の義務は維持する」と域内での防衛には協力することを明言。
ただ、一方でNATOの「軍事部門」からは離脱し、アメリカが指揮をとるような域外での紛争への介入は「独自で判断する」との考えを明らかにしました。さらに、ウクライナ侵攻が終わった後の話としてこんな発言も。
ルペン候補
「NATOとロシアの戦略的な接近が実現されるよう提唱します」
「ロシアとの戦略的接近」を提唱したところ突如、女性が会見に乱入。すぐに取り押さえられましたが、この女性が持っていたのはルペン氏とプーチン大統領が一緒に映った写真です。
かねてからプーチン氏との関係の近さが指摘されてきたルペン氏は、ロシアへの制裁には否定的で、“反ルペン”グループは、ルペン氏の外交政策がロシア権力の強化につながると批判しています。
こうした両候補のスタンスの違いについて、街の人たちに聞いてみると。
パリ市民
「(制裁の軽減で)ルペン氏は購買力を上げると言うが、それは友達のプーチン氏を大事にするということですよ」
「結果は出ていないけど、マクロン氏は頑張っています」
「マクロン氏を信じていません。何回電話しても、プーチン氏はマクロン氏の要求を無視していますから」
「(制裁の)結果はフランス国民にかえってくるんですよ」
最新の世論調査ではマクロン氏の支持率が56%、ルペン氏は44%。
マクロン氏がやや差を広げつつありますが、マクロン氏が3分の2の票を獲得して圧勝した2017年の前回選挙と比べると、接戦の状態が続いています。
ロシアによるウクライナ侵攻後の世界が注目するフランス大統領選の決選投票は、24日に行われます。
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