1000円の中古ギター 実は・・・100年前製造の“お宝”(2022年4月14日)

1000円の中古ギター 実は・・・100年前製造の“お宝”(2022年4月14日)

1000円の中古ギター 実は・・・100年前製造の“お宝”(2022年4月14日)

 都内の中古販売店で1100円で売られていたというギター。年季が入っているように見えますが・・・。

 またの名をエリックさんのツイート:「1000円で買ったこのギター、どうやら日本で最初にギターを製作した、鈴木政吉が大正時代に製造したものらしい・・・」

 鈴木政吉さんは1859年に生まれ、“日本のバイオリン王”とも言われる人物で、バイオリンの他にも、ギターなどの弦楽器も製作。その名手が手掛けたものだというのです。

 確かにギターの内側を確認すると、そこには「MASAKICHI SUZUKI」と書かれたラベルがあります。

 これは、本当に鈴木政吉さんが作ったギターなのでしょうか?

 現在もバイオリンを製作している「鈴木バイオリン製造」に確認してみました。

 鈴木バイオリン製造:「確認したところ、本物です。1914年から1925年の間に製作された“日本初の量産型ギター”です」

 このギターを購入したのは、「ギター職人」を目指し、美術大学に通う大学生。およそ100年前に作られた“お宝ギターの音色”に驚いたといいます。

 ギターを購入した、またの名をエリックさん:「自分が見てきたアコースティックギターの概念がひっくり返るくらい、ビックリするくらい良い音がした。こんなボディーサイズなら、相応の音がでるだろうというイメージがひっくり返る。すごく小さいボディーで、深みのある音が出る」

 気になるのは、その価値。ジャンク品として1100円で販売されていたということですが、もしかすると、本当の“お宝品”なのでは?

 ということで、番組がこのギターの鑑定を専門家に依頼しました。

 およそ100年前、大正時代に“日本のバイオリン王”とも称される、名人が手掛けたギターの評価額は、なんと20万円です!

 購入額の1100円から、およそ200倍の評価額になりました。鑑定士に、その理由を聞きました。

 鑑定士:「画像での評価となりますが、保存状態が非常に良いです。歴史的背景があることや、ジャパンビンテージという人気ジャンルであることから、今回の評価額とさせて頂きました」

 ギターを購入した、またの名をエリックさん:「自分がギターの製作を手掛けている身としては、“日本で最初に作られたギター”を、自分で入手できたというのは、すごい光栄なことだと思います」

(「グッド!モーニング」2022年4月14日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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