ロックダウンの上海 市民4割が“狭い範囲”での外出可能に 食料は手に入りにくい状況続く
新型コロナ対策のため、事実上のロックダウンが続く中国・上海では、4割以上の地域で外出が可能になると発表されました。
上海市ではきのう、2万6087人の感染が確認され、10日連続で過去最多を更新しました。一方、感染者の95%以上は、すでに隔離されている濃厚接触者らだということです。
こうした中、上海市当局は先週土曜に2回目となる全市民一斉のPCR検査を実施。検査結果を踏まえ、14日以上感染者が出ていないマンションや住宅地などの区域については、区域内での外出、移動を認めると発表しました。いつから実施されるかなどは明らかにしていませんが、全体の4割以上が該当するということです。
7日以上感染者が出なかった地域については、マンションや住宅など敷地内であれば外出可能になり、それ以外の地域は引き続き部屋から出ることはできないということです。
市民
「物資が欲しい!生き延びたいんだ!」
一方、上海市では食料などが手に入りにくい状況が続いています。一部の地域では市民らが外に出て抗議活動を行い、警察が出動する事態になっています。
(11日13:24)
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