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ロシア軍“侵攻司令官”にドボルニコフ将軍・・・「民間人多数死傷」シリア軍事作戦を指揮(2022年4月11日)
ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ侵攻後初めて、軍事作戦の司令官を任命しました。この司令官は、内戦中のシリアで軍事作戦を指揮し、民間人の死傷者を多数出していて、ウクライナでのさらなる被害拡大に懸念が高まっています。
■仮設住宅を建設 約400軒を設置予定
ウクライナ西部のリビウ。戦争が激化する東部や南部などから、これまでにおよそ20万人の避難民が押し寄せ、街は人であふれていました。
避難所も不足していて、市内の公園には、急ピッチで仮設住宅が建設されています。
リビウ市の建設担当者:「(今は)避難民はとても狭く、窮屈な所で暮らしています。仮設住宅では、より快適に過ごせて、部屋に2段ベッドなどを置けます」
およそ400軒が設置される予定で、入居は今月半ばから順次、始まります。
■墓地に兵士埋葬・・・息子を亡くした父親
増えているのは、避難民だけではありません。
リビウ市内にある墓地には、ロシア軍との戦闘で亡くなった兵士が埋葬されています。多くの兵士が今月、亡くなりました。
沈痛な面持ちで、花を手向ける男性。今月、亡くなったウクライナ兵士の父親です。
戦死したウクライナ兵士の父親:「学校が好きで、絵を描くのが得意でした。おとなしくて、優しい子だった」
■凄惨な爪痕「水の中に沈めた“獣”」
首都キーウ周辺では、撤退したロシア軍の凄惨(せいさん)な爪痕が明らかになりました。
女性:「水の中に沈めて、苦しめたのよ。 獣よ。獣のような人たちよ。他に言いようがないわ」
■ロシア軍“新司令官”任命したのは・・・
現在、ロシア軍はウクライナ東部に戦力を集中させていますが、気になる知らせがあります。
CNNは、アメリカ政府当局者などの話として、ロシア軍がウクライナでの作戦の指令官を、新たに任命したと報じました。
その人物は、アレクサンドル・ドボルニコフ将軍です。
ドボルニコフ将軍は、シリアでの軍事作戦を指揮した人物で、「人口密集地周辺への爆撃で、多くの民間人死傷者を出した」ことで知られています。
新たな司令官を据えることで、ロシア軍の態勢を立て直し、第2次世界大戦での戦勝記念日である5月9日までに、ウクライナ東部の制圧を目指しているものとみられます。
■キーウ州全体 1222人の遺体発見
さらに、ウクライナのベネディクトワ検事総長は、ブチャやボロディアンカなどを含むキーウ州全体で、1222人の遺体が見つかったとイギリスメディアの取材に対し、明らかにしています。
(「グッド!モーニング」2022年4月11日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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