閉店の「丸亀製麺」異変 ロシア側“無断営業”か・・・ロシア兵母国へ“大量荷物”配送か(2022年4月11日)

閉店の「丸亀製麺」異変 ロシア側“無断営業”か・・・ロシア兵母国へ“大量荷物”配送か(2022年4月11日)

閉店の「丸亀製麺」異変 ロシア側“無断営業”か・・・ロシア兵母国へ“大量荷物”配送か(2022年4月11日)

 ウクライナに侵攻したロシア兵が、略奪品を母国に送ったとされる映像が流出しました。さらに、ロシア国内では、閉店したはずの「丸亀製麺」が、無断で営業されている実態が明らかになりました。

■略奪品か・・・ロシア兵が母国へ配送

 ビニールで包装された荷物を両手で抱え、建物の中に入っていきます。防犯カメラに映っているのは、ロシア軍の兵士です。

 地面に置いたかばんの中から、酒とみられる2本の瓶を取り出す兵士。また、2人のロシア兵は、二つ折りにされたキックボードのようなものを慎重に包装していきます。

 今月2日、ウクライナ国境からほど近い、ベラルーシ南部の街・マズィルにある「宅配サービス会社」の防犯カメラが捉えた映像です。

 10人以上で、突然押し掛けたというロシア兵。ウクライナの住宅などで略奪したとみられる大量の荷物を母国・ロシアへ送ったというのです。

 映像を公開したベラルーシメディアの代表は、次のように話します。

 ガユン・プロジェクト アントン・モトルコ代表:「(Q.なぜ“略奪品”をロシアに送ったと分かった?)マズィルの住民たちが、宅配会社にトラックが来ていると連絡をくれました。もし、それほどの量のものや、重い製品をここで買ったなら、地元の住民は皆、気付くはずです」

 この動画が撮影された今月2日。ゼレンスキー大統領は、北部にいたロシア軍が少しずつ撤退していると明らかにしていました。戦地からの帰還を前に、母国へ“戦利品”を届けようとしていたのでしょうか?

 ロシア兵が持ち込んだ荷物には、テレビや洗濯機といった大型の家電などもあったといい、十数人が持ち込んだ荷物の総量は、2トンにも及んだとされています。

 戦時の略奪行為は、国際法で禁じられていて、戦争犯罪に問われる可能性もあります。

■閉店の「丸亀製麺」 ロシア側無断営業か

 そうしたなか、ロシア国内でも、信じられない行動が起こりました。

 ウクライナ侵攻を受け、うどんチェーン「丸亀製麺」は、先月末までに、ロシア国内で展開していたすべての店舗の閉店を決めていました。

 しかし、10日、現地の店舗を見てみると、店内に入っていく客の姿がありました。閉店するはずの店舗で、営業は続けられていたのです。

 2013年のオープン当初、丸亀製麺の看板が掲げられていた店舗。現在は、その看板が外され、ロシア語で「マル」とだけ書かれた看板にすげ替えられていました。

 店内に入ると、ほぼすべての客席が埋まるほどの盛況ぶり。うどんをゆでるスペース、天ぷらなどの揚げ物、名物の釜揚げうどんなど、閉店したはずの丸亀製麺のメニューそのものです。

 ロシアでの運営を行っていたのは、フランチャイズ契約を結んでいた「マルフーズ」というロシア企業。そのマルフーズのウェブサイトによると、丸亀製麺があったのと同じ7カ所で、現在もマルという名前の店が展開されていました。

 ロシア企業が丸亀製麺の閉店後も、ブランドやノウハウを無断で使用しているという可能性があるのです。

 こうした状況に、丸亀製麺の運営会社は、次のようにしています。

 丸亀製麺を運営するトリドールHD広報:「名称及び、類似のサービスを継続することは、弊社として認めたものではなく、閉店時に合意した内容と齟齬(そご)があるため、現在、状況の是正を交渉しています」

(「グッド!モーニング」2022年4月11日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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