キーウ州の死者1200人超 ロシア軍任命の司令官は残虐行為助長か
多くの民間人の殺害が確認されているウクライナの首都キーウ近郊で、死者が1200人を超えていることが明らかになりました。
ウクライナ検事総長
「けさまでの調査でキーウ州だけで、死者は1222人にのぼっています」
ウクライナの検事総長は、10日、キーウ州で1200人を超える遺体が見つかっていると話しました。
ロシア軍がキーウ周辺から退却後、衛星写真から、長さおよそ13キロに及ぶ軍用車の車列が東部ドンバス地方へと移動する様子が明らかになっています。
ロシアとの停戦交渉にあたるウクライナ側代表団のポドリャク大統領府長官顧問は「ウクライナは大規模な戦闘のための準備がすでにできている」と述べ、ドンバス地方での戦闘終結後に首脳会談が行われるとの考えを示しました。
こうしたなか、一部の欧米メディアはロシアのプーチン大統領が、シリアでの戦闘を指揮した司令官にウクライナ侵攻全体の指揮を命じたと報じました。
アメリカのサリバン大統領補佐官は10日、ドボルニコフ司令官について、「シリアで市民に対する残虐な行為を行った経歴を持つ」と指摘しています。
(11日05:40)
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