「戦争早く終わって」在日ウクライナ人の子どもたち 祖国への思い絵に(2022年3月27日)
日本に住むウクライナ人の子どもたちが祖国を思って絵を描きました。
一面に広がる黄金色は麦畑です。豊かな祖国の風景です。美しい青空と麦畑、それはウクライナの国旗の色です。その空に現れた戦闘機の影。ウクライナの少女が描きました。
日本で10年以上暮らすアデリーナさん(17)です。ロシア軍が原発を制圧したザポリージャに実家があります。
アデリーナさん:「美しい祖国にロシアが踏み込んで破壊することに怒りを感じて」
東京都内で月2回、開催されるウクライナ人の日曜学校で2歳から17歳の約30人が「戦争と平和」をテーマに絵を描きました。
平和の象徴であるハトをモチーフにしたり、「NO WAR」の文字で直接的に反戦を訴えたりしました。
そのなかに1人の少女がいました。
1週間前、首都キエフからポーランド近郊の街を経由して日本に避難してきたオリビアさん(11)です。オリビアさんも麦畑を描きました。
その畑は一面が黒い鉛筆で塗られ、さらにその上から所々に赤い色が塗られました。
オリビアさん:「もちろん戦争ができるだけ早く終わってほしい。ウクライナが復興して自分の家に戻れることを願っている」
子どもたちの絵は今後、デジタル化されて販売されます。
収益は大使館などを通じてウクライナに寄付されます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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