砂糖に殺到・・・物価の上昇も 制裁強化でロシア国民の生活に影響(2022年3月25日)
ロシアの風景は、ウクライナ侵攻後、一変しました。
西側の企業が、軒並み店を閉めています。ユニクロも照明がついているものの、営業はしていません。
ロシア国民が、いま何より苦しんでいるのが、物価の急上昇です。開店直後とみられる雑貨店には、砂糖を求める人々が殺到。さらなる値上げを警戒した買いだめが起きています。砂糖のほかにも、コメや小麦粉といった食料が入手困難になっているようです。
モスクワのスーパーでは、砂糖を入荷したものの、価格は1キロ、86ルーブル。ウクライナ侵攻前の1.7倍に上がっています。通貨ルーブルの急落もあって、今年のインフレ率は、最大20%に達すると予測されています。
国際社会から孤立し、行き詰まりを見せるロシア経済。それは、ウクライナが傍受したとするロシア兵らの会話からもうかがえます。
ロシアにいるとみられる女性:「西側は国境も、飛行機も閉ざしてしまった。インスタグラムもできない。仕事なくした人たちもいる。孤立状態だ。どうなってしまうのか」
ロシア兵:「ソ連みたいだ」
しかし、権力者たちは、強気です。
ロシア・ラブロフ外相:「西側諸国はロシアを孤立させようとしているが、あり得ない。多くの世界の国は、西側が企てた制裁に加わっていない。この先、関係を強化していくべきは、反ロシアのヒステリーに巻き込まれなかった国々だ」
ロシア安全保障会議・メドベージェフ副議長:「制裁はロシア社会を強固にするだけだ。経済を制限し、政権に影響を与えようとすることは、愚かな誤算だ」
ソ連崩壊前後には、食料を手に入れるのに配給券が必要な時代もありました。経済の混乱には、慣れている人も少なくないようです。
住民女性:「私はソ連時代に生まれペレストロイカも経験した。90年代は(食品の)配給券の時代もあった。そういうの、全部経験してきた」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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