国連総会 ウクライナ人道支援求める決議を採択「ロシアは熟慮すべき」
国連総会は、ウクライナの人道支援の強化を訴える決議案を賛成多数で採択しました。
記者
「採決の結果が出ました。拍手が上がっています。賛成は140か国、反対は5か国に留まり、改めてロシアの国際社会での孤立が浮き彫りになっています」
国連総会では24日、前日に続きウクライナ情勢に関する緊急特別会合が行われました。
フランスなどが主導して作成したウクライナの人道状況の改善を求める決議案の採決が行われ、賛成140の圧倒的賛成多数で採択されました。
決議案では「悲惨な人道的結果」はロシアによってもたらされたと明記。民間人への攻撃を即時に停止し、保護するよう求めました。
ロシア以外の反対はベラルーシや北朝鮮、シリア、エリトリアの5か国で、中国やインドなど38か国が棄権に回りました。
ウクライナ キスリツァ国連大使
「国際連合が団結した国の集まりであることが証明され、とても満足している。採決の結果はとても強固なものである」
採択後、ウクライナのキスリツァ国連大使は「ロシアが国連総会が示した立場を熟慮することを願っている」と述べました。
(25日04:12)
コメントを書く