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東京都・モニタリング会議 医療提供体制の警戒レベルを上から2番目に 2か月ぶり
東京都は新型コロナの最新の感染状況を分析するモニタリング会議を開き、医療提供体制についての警戒レベルを2か月ぶりに4段階のうち、上から2番目に引き下げました。
国立国際医療研究センター 大曲貴夫医師
「コロナ患者に必要な病床の占有率は下がってきているけれども、一般医療の代表的な存在の救急医療を見るとまだまだ厳しい状況が続いている」
きょう開かれたモニタリング会議では、医療提供体制についての警戒レベルを4段階あるうち、上から2番目の「通常の医療が制限されている状況」のレベルに2か月ぶりに引き下げられました。
引き下げた理由については救急車が患者を搬送する時間がかかるなど、救急医療がいまだに大きく影響を受けているとしつつも、新型コロナの入院患者や重症患者が減少しているとして「総合的に勘案した」としています。
一方で、感染状況の警戒レベルについては、「感染の再拡大の危険性が高いと思われる」という最も高いレベルを維持しました。その理由については、都のスクリーニング検査で感染力が強いとされるオミクロン株BA.2系統への感染疑いがある人の割合が前の週から20.7ポイント増えていることなどがあげられています。
専門家は「まん延防止措置の解除で、繁華街などでの人の流れが増加することやオミクロン株BA.2への置き換わりによって、急激な感染の再拡大に警戒が必要だ」としています。
(24日17:29)
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