コロナ過で深刻“捨てられる鳥”身勝手な飼い主に意外な背景(2022年3月23日)

コロナ過で深刻“捨てられる鳥”身勝手な飼い主に意外な背景(2022年3月23日)

コロナ過で深刻“捨てられる鳥”身勝手な飼い主に意外な背景(2022年3月23日)

 保護している鳥は700羽以上に上ります。

 上中牧子さん(55)は埼玉県で活動する動物保護団体の代表です。

 小鳥レスキュー会・上中牧子代表理事:「捨てられたニワトリがいるという通報を受けたので」

 上中さんたちは全国でも珍しい鳥専門の保護活動をする団体です。目撃者と連絡を取りながら捜索。ニワトリは3羽いたといいます。と、その時・・・。

 小鳥レスキュー会・上中牧子代表理事:「あ、本当だ。あああ・・・」

 1羽は何者かに襲われていました。

 小鳥レスキュー会・上中牧子代表理事:「アライグマでしょうね。ここ猫いるような感じじゃないから」

 残ったニワトリを保護しようと、今も捜し続けています。

 上中さんたちの活動の拠点となっているマンションでは現在、5つの部屋で700羽以上の鳥を保護しています。飼い主から「引き取ってほしい」という相談が年々、増え続けているといいます。

 小鳥レスキュー会・上中牧子代表理事:「『飽きちゃった』『思った子と違った』YouTubeでフォロワーが増えるのは、やっぱりゲーム関係か動物なので、それを見てまねして飼うけど『オカメインコ飼ったけど口笛吹かない』」

 ニワトリを卵から育てる動画を見て安易に手を出して結局、育てきれずに捨てる人もいるといいます。

 コロナ禍の影響で、こんな鳥も巻き添えに・・・。

 小鳥レスキュー会・上中牧子代表理事:「大学の手品サークルから引き取ったハトたち。都内のマジックバーにいるハトの相談も。結局、コロナ禍で営業ができない」

 鳥を手放す人がいる一方で、「譲り受けたい」という人もいます。

 20代女性:「最初見た時に『あ!この子!』。1カ月前に先代の子が亡くなって、なんか雰囲気が似ているので」

 厳しい条件をクリアした人のみが引き取れます。

 20代女性:「引き取れる命があるなら助けたい」

 7年前から活動している「小鳥レスキュー会」。会員やボランティアが運営を支えきましたが、今は存続の危機に直面しています。

 小鳥レスキュー会・上中牧子代表理事:「今、月に150万円の費用がかかります。マイナスか、カツカツか・・・」

 さらに・・・。

 小鳥レスキュー会・上中牧子代表理事:「気を付けて下さいね」

 マンションの老朽化が追い打ちを掛けています。

 小鳥レスキュー会・上中牧子代表理事:「今、築50年のマンションをオーナーの厚意で5カ所借りている。老朽化であと半年経たないうちに、ここを出ないといけない。わりと危機的な状況かもしれないです」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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