「まん延防止」解除初日 期待と一抹の不安「また広がったら・・・」(2022年3月22日)

「まん延防止」解除初日 期待と一抹の不安「また広がったら・・・」(2022年3月22日)

「まん延防止」解除初日 期待と一抹の不安「また広がったら・・・」(2022年3月22日)

 東京都の新たな新型コロナウイルスの感染者は3533人でした。18都道府県に出されていた「まん延防止等重点措置」が解除されましたが、花見シーズンを控えて再拡大への懸念も残っています。

 雨から雪に変わるなど、だいぶ冷え込んだ都内。

 それでも製氷店は久しぶりに多くの注文が入り、超多忙な様子でした。

 冨士氷室・植松寛代表:「『まん延防止』が解除に向けて(飲食店が)お店を再開するというので結構、戻ってきているので期待しています」

 主にバーやスナックなどの顧客から氷の予約が一気に増え、今後に期待が膨らむと言います。

 この時期の乾杯と言えば・・・。

 東京有数の桜の名所の目黒川沿いにあるレストラン。

 景色の良いテラス席は雨の影響で閑散としていました。

 東京・目黒区では感染リスクを避けるため、イベントやライトアップの中止を決定。

 花見客へも来場の自粛を要請しています。

 アロハテーブル中目黒店・大澤恵店長:「複雑な気持ちはありますね」

 本来は今が一番の繁忙期ですが・・・。

 桜は来年もきっと咲きます。

 アロハテーブル中目黒店・大澤恵店長:「混み合ってしまうので、その辺を気にするお客さんもいらっしゃるので配慮しつつ営業していきたい」
 
 東京・港区のオフィス街にある飲食店でも22日のまん延防止等重点措置の解除を受け、夜の営業に向けた準備が進められていました。

 根室食堂・平山徳治店長:「仕事帰りに安心して『1杯飲みに行こう』というような雰囲気、ここはきょうから変わってくれればいいかなと思います」

 とはいえ、東京では雪が降り凍えるような寒さに加えて電力不足も起きるなど店にとっては逆風です。

 一方、北陸の石川のホテルは人気飲食店とのコラボや「県民割り」などといった地元のキャンペーンで、おもてなしの態勢を整えています。

 金沢彩の庭ホテル・菊田正治さん:「(Q.『まん防』の解除は本当に希望ですね?)そうですね、今すごく光が見えている状況です」

 まん延防止等重点措置の全面解除で挽回の春を迎える旅行関係者は声を弾ませます。

 湯巡追荘宿泊営業部・後藤彩華さん:「(午前)0時から朝にかけての(ネットでの)ご予約、あとは予約のご変更ですね。このぐらいは来ました。コピー機が詰まるくらいの勢いで来ております」

 街の人出は増えつつありますが、期待と不安が入混じります。

 名古屋市内の飲食店も夕方開店へ仕込みの真っ最中。

 ビールサーバー用の新たな樽も持ち込まれていました。

 和食の森店主・森喜久治さん:「お酒類はきょう大量に仕入れましたし、食材もかなり多く仕入れています大人数はないとしても3、4人の方でミニ歓送迎会などやって頂ければと思っています」

 これまで昼の定食のみで営業を続けてきましたが、22日夜から、おいしい生ビールの提供も再開だそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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