ロシア「責任はすべて日本に」平和条約交渉打ち切り(2022年3月22日)
制裁への参加が理由とみられます。
■ロシア 平和条約交渉打ち切り
ロシア外務省:「日本が非友好的なので、議論することは不可能。平和条約交渉は継続しない」
ロシア外務省は21日、「日本政府の決定に対する対抗措置」とする声明を発表しました。
ロシアの国益を害する国と交渉はできないとして、「平和条約交渉を継続するつもりはない」と述べました。
また、北方領土を巡り、1992年から続く旧島民の墓参りなどを目的とした、ビザなし交流の停止も表明しました。
■「引き分け」で解決に意欲も・・・
プーチン首相(2012年):「私たちが目指すべきは、何らかの勝利ではない。私たちは、妥当な譲歩を目指すべきだ。いわゆる(柔道の)『引き分け』みたいなものだ」
10年前、当時のプーチン首相は、北方領土問題について、歯舞・色丹の2島引渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言に言及し、「引き分け」という言葉を使って、解決への意欲を示しました。
プーチン大統領と27回にわたって会談し、親密ぶりをアピールしてきたのが、安倍元総理です。
2018年には、3年以内に平和条約を締結することで合意。一気に動き出したかのように見えましたが、その後、思うような進展はみられませんでした。
■ロシア「責任はすべて日本に」
そして、始まったロシアによるウクライナ侵攻。日本政府はこれまでに、「最恵国待遇の停止」など、ロシアへの厳しい経済制裁を打ち出しています。
これらに反発する形で、ロシアは日本との平和条約交渉の打ち切りを表明しました。
ロシア外務省:「二国間関係を損なった責任はすべて、反ロシア的な政策を行っている日本側にある」
ロシアは、北方領土での日本側との共同経済活動からも撤退するとしています。
(「グッド!モーニング」2022年3月22日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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