与那国島の洞窟で男性発見 救助されるも心肺停止 スコールで…急激増水か(2023年10月11日)
沖縄県与那国島で洞窟探検ツアー中に客とガイドの3人が行方不明となり、2人が自力で脱出。残る1人とみられる男性が11日、洞窟内で横たわっているところを発見されました。
■洞窟ツアーで何が 3人不明
壮大な自然を満喫できる観光地として知られる日本で最も西の端に位置する島、与那国島。その島の南側に「洞窟」はありました。
一般道の脇から入り、沢を下った場所にあるという洞窟。通路や照明などが整備されていない洞窟を巡るアクティビティ、洞窟探検ツアーのさなかに事故は起きました。
一時行方不明になったのは男性ガイド1人と名古屋市在住の夫婦、合わせて3人。
そのうち男性ガイドと女性は自力で洞窟から脱出し、11日午前3時ごろに相次いでけがなく発見されましたが、女性の夫は行方不明のまま。警察などによる捜索が11日朝、再開されました。
■スコールで… 内部で急激増水か
洞窟で何が起きたのでしょうか。
自力で脱出した人:「洞窟内が急に増水したため、それぞれ洞窟内で避難し、水位が下がったところで洞窟から出てきました」
ツアー会社の関係者とみられる男性は警察にこう説明しています。
関係者:「きのうも入った後にスコールになって、その後、増水ということになって鉄砲水ということだったので、かなり時間差で水が…」
3人は10日午前10時半ごろに出発、2時間半ほどで戻る予定でした。
当初から雨は降っていたとみられ、午前11時からの1時間では21ミリの強い雨が観測されていました。
地元の人にその洞窟について聞きました。
地元の人:「地元ではまず入ることはありません。入り口が狭くて、中は結構あるんですよ。400メートルから500メートルくらいあるんですけど。ここ2、3日は雨で多分、水かさが増したと思うんだけど」「(Q.洞窟の中にも雨が降ると水がたまる?)そうですね。海水が入ることはないと思うんですけど、山からの水が浸透するかなというぐらいで」
■残る1人か 男性心肺停止で発見
11日朝からの捜索で洞窟の入り口からおよそ20メートルの岩場で横たわる男性を発見。
行方不明になった男性とみられ、午後4時半すぎに洞窟から救出されましたが、心肺停止の状態だということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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