【不審火相次ぐ】心霊スポット 廃業ホテルに侵入者
愛知県と三重県の廃業したホテルや旅館で、不審火が相次いでいます。どちらも“心霊スポット”として知られる場所でしたが、岐阜県でも去年と今月12日に“心霊スポット”といわれる廃業したホテルで火事が起きていました。
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三重・菰野町の温泉街にある、窓などが割れたまま放置されてきた廃業した旅館で火災が起きました。
記者
「火災から一夜明け、周囲にはまだ焦げ臭いにおいが残っています。火災が起きたのは廃業した旅館で、現在、警察や消防の調べが進められています」
火災があったのは20日早朝で、警察や消防によりますと、午前5時半頃「建物の屋上から炎が見える」などと複数の通報があったということです。
廃墟状態となっていた旅館で起きた火災に地元の人は、「廃墟となると、どうしても興味本位で来る人がよくみえる。マナーのいい人ばかりとは限らないもんで」と話しています。
いつもは立ち入り禁止になっているものの、「心霊スポット」として知られ、侵入する人が後を絶たないといいます。
警察は現場には火の気はないことから、不審火として調べています。
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さらに、この約8時間半前、愛知・南知多町でも火災がありました。こちらも「心霊スポット」として知られる廃業したホテルでした。
警察によりますと、19日午後9時すぎ、「炎が見える」などと通報があり、7階の廊下に置かれていたカーペットの一部が燃えました。
敷地内は誰でも入れる状態で、警察は何者かが侵入し火をつけた放火の可能性もあるとみて調べています。
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三重・菰野町から車で約1時間半の愛知・南知多町で起きた火災。さらに、2つの県に隣接する岐阜・養老町でも火災が発生していました。
去年12月、岐阜・養老町にある廃業したホテルの客室1室が燃える火災が発生していました。このホテルも「心霊スポット」として知られ、若者らが頻繁に出入りしていたということです。
このホテルからは今月12日未明にも火が上がり、警察は放火の疑いもあるとみて調べています。
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岡山県・倉敷市の廃墟ホテルでも不法侵入などが後を絶たず、今月、警察は対策に乗り出しました。
岡山・児島警察署 山室浩之刑事官
「(進入した人が)ほかに新たな犯罪に巻き込まれるということもあります」
立ち入り禁止の看板を増やすなど侵入対策を強化しています。
今回連続して発生した放火とみられる火災。各県警が調べを進めています。
(2022年3月21日放送「news every.」より)
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