ウクライナから日本へ避難・・・家族と涙の再会「この3週間はすごく悲しくて・・・」(2022年3月21日)

ウクライナから日本へ避難・・・家族と涙の再会「この3週間はすごく悲しくて・・・」(2022年3月21日)

ウクライナから日本へ避難・・・家族と涙の再会「この3週間はすごく悲しくて・・・」(2022年3月21日)

 ウクライナとポーランドの国境の町・メディカ。20日も、住まいを追われたウクライナの人々が、次々と避難してきました。

 ドイツへと向かうウクライナからの避難者:「頭上で爆発が起きて、戦争が始まったのだなと。人道回廊をつかって避難しました」

 ロシアによる軍事侵攻を受けて国内外に避難した人の数は1000万人を超えました。

■一度は叶わないと思っていた・・・母親との再会

 戦火を逃れた人々の波は日本にも・・・。

 キエフから避難してくる母親を待つナタリヤさん。ロシアによる侵攻が始まってからは、気が気ではなかったといいます。

 キエフから避難してくる母を待つナタリヤさん:「この3週間はすごく悲しくて、毎日毎日泣いていて、もう母と会えないと思っていた」

 一度は、もう叶わないと思っていたという母親との再会。ついに、その瞬間が・・・。

 ナタリヤさん:「そんな理由(戦争からの避難)で会うのが悲しい気持ちもありますし、どうなるか分からないし。でも、会うこと自体がすごく幸せ」

 キエフから避難・ナタリヤさんの母親:「自分の大好きな娘の顔を見て、すごくうれしい。生きて無事にここまで来られてよかったと思います」

■家族と共に日本へ・・・「再び会えて幸せです」

 空港に駆け付けた女性たちが待つのは、兄の降籏英捷さんです。

 降籏英捷さんの妹:「もう2週間くらい毎日毎日、色々、一つ一つ階段を乗り越えて、やっと到着して。とてもうれしいです」

 太平洋戦争中に日本が統治していた樺太で生まれた降籏さん。終戦後も本土に引き上げることができなかったいわゆる“樺太残留日本人”です。

 この50年間は、妻の出身地であるウクライナで暮らしてきました。しかし、生活していた北西部の都市ジトーミルはロシアの激しい攻撃にさらされます。

 命からがら避難し、家族と共にようやく日本にたどり着きました。

 ウクライナから避難 降籏英捷さん:「再び妹たちと会えて本当に幸せです。ゼレンスキー大統領は光は、闇に勝つ、善が悪に勝つと言っています」

(「グッド!モーニング」2022年3月21日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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