夢の超特急 速度試験で新記録「貴重な映像」徹底的に解剖(2022年3月19日)

夢の超特急 速度試験で新記録「貴重な映像」徹底的に解剖(2022年3月19日)

夢の超特急 速度試験で新記録「貴重な映像」徹底的に解剖(2022年3月19日)

この日記録した時速190kmは、鉄道スピードとしては日本新記録でした。

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10月31日より第3次速度試験がはじまりました。

試乗を待つ人たちでしょうか。
いよいよ試験車両は鴨宮基地を出発。

国鉄は、1963年(昭和38年)の春までに“夢の超特急”の車両構造を決めるため、営業速度よりも速いスピードでの試験を繰り返すとしていました。

高速でトンネルをくぐるときの風圧や車輪がレールに及ぼす力、ブレーキのかけ方などを試験していきます。

速度計が時速200kmを示しています。

神奈川にある第二生沢トンネル付近で、日本鉄道スピードの新記録を更新しました。

1963年(昭和38年)3月11日、「モデル線区」の鴨宮-相模川鉄橋間20kmで走行試験が実施されました。

「下り線がはいってきます」と車内放送。

試験車両が超スピードですれ違う「すれ違いテスト」です。

速度計は時速190kmを示しています。

密閉した車内での風圧計はゼロを記録。

試験車に乗り込んだ、国鉄新幹線総局 運転車両部の高橋部長もテストの好結果に喜びました。

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詳しい人:テレビ朝日 外報部デスク 荒木基

◆速度試験
試験車両の1000形A編成、2両編成。
線路の上を高速で安定して走行できるか調べている。

◆車内の様子
いろいろな測定機器がある。
試験車両ながら車内には灰皿が残っていて、時代を感じさせる。

◆試験中の様子
当時の国鉄としては時速160kmというのは相当なスピード。(当時の)在来線では出ない。

◆右側の線路を走っている
日本の電車は左側通行だが、右側の線路を使用して試験している。

◆線路
ゆっくり走行する車両わきには、線路のなかに子どもたちがいて手をふっている情景。

◆6人掛けボックス席
向かい合わせに6人掛けで座るスタイルを模索していた。実際には導入されず。

◆窓の形
丸みを帯びた0系とは異なる形をしている。

◆鉄橋
まだ片側の線路ができておらず枕木だけ。
単線状態で、試験車両のB編成を走らせている。

◆時速190kmを記録
当時の国鉄にとっては未知の世界。
線路は少しでも幅の差があったりぶれていると安定して時速200km出すことができないため、厳密な試験を繰り返していく。

開業してすぐは最高時速210kmで、そのあと最高時速230kmまで出した。0系はこの速度が限界。
そこから新しい100系、300系、500系、700系と続いていく。

◆新幹線の電気系統
当時の国鉄である東海道線では、現在も同じ1500Vの直流電流。
東海道新幹線では、新たに2万5000Vの交流電流に変えた。全く違う世界。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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