【震災】断水続き風呂も洗濯もできず…雪の中で復旧作業も 宮城・福島で震度6強
福島県と宮城県で震度6強を観測した地震で、断水などの影響が続いています。被害にあった家屋などでは、雪が降る中、懸命な復旧作業が行われています。
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朝から冷たい雨が被災地をぬらします。
福島・相馬市では、屋根をシートで覆った家がありました。
地元住民
「瓦が壊れた部分が雨漏りしないように。今夜強くなるというので、それが心配」
宮城・山元町では、住宅街に雪が舞う場面もありました。
天気が崩れる中、対策が間に合わない家もあり、「気にしないようにします」と話していました。
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16日午後11時半すぎ、最大震度6強の激しい揺れに襲われた福島県と宮城県。3人が亡くなり、200人近いけが人も出ています。
冷たい雨が打ちつける中、福島・相馬市で進められていたのは、建物の応急処置です。
地震の被害を受けた米農家 横山圭吾さん
「瓦がだいぶ落ちまして、精密な機械とかもあるので、早急に雨漏り対応しないと」
修理を急ぐのは、米農家の横山さん。仕事に欠かせない、米のもみすり機などが置かれた建物が被害にあったといいます。
さらに、冷蔵庫のドアが外れ、米袋がむき出しになっていました。
横山さん
「米専用の冷蔵庫が地震で壊れてしまって、悲しかったです。だいぶ心が苦しい」
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最大震度6強の地震から2日。今、住民が困っているのが水です。続く断水に、各地で給水支援が行われています。
震度6弱を観測した宮城・大崎市では、1万世帯が断水になりました。復旧のめどはたっていません。
給水に来た人
「大家族なので洗濯ができないし、お風呂も大変。何もできないので、水がないと」
宮城・涌谷町でも、人々が給水に訪れていました。
続く断水に、先の見えない生活。断水の影響で休業する店も相次ぎました。
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また、交通機関への影響も続いています。
福島県と宮城県を結ぶ阿武隈急行。線路はゆがみ、ホームは崩壊し、18日も全線で運休となりました。
そして、これまでに経験のない脱線事故が起きた宮城・白石市。
東北新幹線「やまびこ」は、17日と変わらず高架の上に残されていました。
一部区間で運転見合わせが続く東北新幹線。脱線した車両については数日中にも線路に戻し、復旧作業を進めていくということです。
各地に残る大きな爪痕。東北では19日にかけて、雨や雪が強まる恐れがあり、地震の影響で地盤が緩んでいる所もあるため、土砂災害などに注意が必要です。
(2022年3月18日放送「news every.」より)
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